このリリース ノートには、ヘルプには含まれていない重要な情報が記述されている場合があります。 製品をインストールする前に、リリース ノート全体に目を通してください。
メモ: この文書には外部Webサイトへのリンクが含まれています。 そのWebサイトの内容、およびそこからリンクされている任意のサイトの内容について、Micro Focusは責任を負うことはできません。 また、Webサイトは頻繁に変更されるものであるため、弊社では最新のリンクを保つよう随時更新していますが、すべてが常に期待通り動作することを保証することはできません。
DevPartner Studio Professional Editionは、開発機能が緊密に統合されたスイート製品です。 DevPartner Studioは、コード レビュー、エラー検出、2種類のパフォーマンス分析、カバレッジ分析、メモリ分析の各機能をVisual Studioにすべて統合しました。 DevPartner Studioは、ソフトウェア バグの検出、診断、解決、コード パフォーマンスの最大化、およびコード カバレッジやテストの最適化を支援します。
製品メディアまたはご使用のデスクトップのプログラム ショートカットからこのドキュメントにアクセスした場合、最新のリリース ノートをご覧になっていない可能性があります。 最新の情報については、Micro Focusのカスタマ ケアWebサイトであるSupportLineをご覧ください。 SupportLineにはじめてアクセスする場合、パスワードを登録して入手する必要があります。 SupportLineにログオンしたら、ページ左側にある[製品マニュアル]リンクをクリックし、ご使用の製品のリンクをクリックします。 他の製品マニュアルとともに、最新のリリース ノートの一覧が表示されます。
Micro Focus SupportLine Product Update Webサイトから入手した製品のアップデートをインストールするには、該当の製品アップデートのreadmeドキュメントを参照してください。 ライセンス、システム要件、サポート環境、インストールについては、Micro Focusライセンス管理システムのオンライン ヘルプ、および『DevPartnerインストール ガイド』を参照してください。
DevPartner Studioのインストール ガイドは、PDF形式で提供されています。 PDF形式で提供された製品マニュアルを印刷するには、製品マニュアルを開き、Adobe Readerの印刷オプションを使用してください。 『DevPartnerインストール ガイド』は、DevPartnerインストール メディアからも入手できます。セットアップの最初のページで「インストール ガイドを読む」リンクをクリックします。 インストールを実行する前に、製品マニュアルを開いて印刷することができます。
(Adobe Readerをインストールしていない場合、AdobeのWebサイトからAdobe Readerをダウンロードできます。)
インストールを実行する前に、以下のことに注意してください。
インストール オプションの詳細については、『DevPartnerインストール ガイド』を参照してください。
[スタート]>[すべてのプログラム]>[Micro Focus]>[DevPartner Studio]
メニューでDevPartner InfoCenterオプションからDevPartnerについての情報を入手できます。 一般的な製品情報については、DevPartner InfoCenterからPDF形式の『DevPartner Studioユーザー ガイド』と『DevPartner Studioクイック リファレンス』を参照してください。
(PDF文書を読むためのAdobe Readerをインストールしていない場合、AdobeのWebサイトからAdobe Readerをダウンロードできます。)
DevPartner Studio 11.0.0は、Microsoft Visual Studio 2012を完全にサポートします。つまり、Microsoft Visual Studioを使用して開発したアプリケーションの分析を完全にサポートし、Visual Studio 2012 IDEに完全に統合されます。 既存のサポートされるプロジェクト タイプに加え、新しい Visual Studio 2012 のプロジェクト タイプに対する分析、エラー検出、静的コード レビューの実行を行うことができます。
DevPartner 11.0.0では、CLR 4.5(.NET 4.5用の共通言語ランタイム)を利用したアプリケーションのテストと分析を行うことができます。CLR 4.5のサポートは、DevPartnerがサポートするVsiual Studio 2012のサポートされるすべてのプロジェクト タイプが対象になります。
エラー検出のFinalCheck機能が効率化され、パフォーマンスが改善されたため、インストゥルメントしたコードを持つ大規模なアプリケーションに対するFinalCheckの完了までにかかる時間が大幅に削減されました。その他の一般的なパフォーマンスの改善もDevPartner Studio 11.0.0に対して行われています。
メモリ上の単一オブジェクトを追跡する機能は、多くのユーザーから望まれています。 DevPartner 11では、インタラクティブな操作中に使用する新しい追跡オプションを提供します。 BoundsCheckerの [メモリおよびリソース ビューア] で表示されている任意の個々のメモリ ブロックを右クリックして [選択したメモリ ブロックの追跡] を選択し、特定の割り当てたブロックを追跡用にタグを付けます。 それ以降のブロック参照に対する変更は、[通知情報] の項目として完全なスタック トレース情報と共に表示されます。 このレーザーのような精度は、個々のメモリ ブロックに対する無用なアクセスや参照を行う有害なコードを追跡するために、選択性を高めかつオーバーヘッドの増加を低く保つアプローチです。 BoundsCheckerが記録を取り続けた情報は、[通知情報] に表示されます。
このリリースでは、さらに64ビット アプリケーションのサポートとDevPartner機能セット全体のスケーラビリティを強化しています(x64上でのCOMに対する全般的な改良、BoundsChecker上でのインストゥルメント済みアプリケーションのFinalCheckにおけるパフォーマンスの向上、.NET/ネイティブ混合アプリケーションに対する安定性の修正など)。
DevPartner 11.0ではWindowsのバージョンの追加、削除はありません。 Windows 8およびServer 2012上でのx64、x86互換を期待されるお客様は、将来の11.xポイント リリースまでお待ちください。
SuspendThread()
APIに対応するために新たなロック方式を導入しました。BoundsCheckerのUseIsBadReadPtr
フラグの定義を次のように見直しました。
ReadProcessMemory
を使用するReadProcessMemory
を使用し、それ以外の場合はIsBadReadPtr
を使用するIsBadReadPtr
を使用するnew
とfree
に代わってMFC new
とdelete
を使用することによって発生する割り当ての競合を抑制しました。DevPartner 10.6リリースでは、Visual Studio 11 betaを暫定的にサポートします。 Visual Studio 11 betaは、2012年2月29日にリリースされました。 このリリースでは、Windows 8 Developer PreviewやWindows 8 Consumer Previewはサポートしません。
DevPartnerのカバレッジ分析とパフォーマンス分析に新しい機能が追加されました。この機能を使用すると、メソッドが呼び出されるタイミングを利用してカバレッジ データやパフォーマンス データを収集できます。 アプリケーションの特定のスレッドに対してデータ収集を行いたい場合に有用です。 データ収集のタイミングを制御することによって、データ収集を行う前にアプリケーションの開始や準備をする処理に対するDevPartnerのオーバーヘッドを低減することができます。
DevPartnerは、Microsoftの複数のプロジェクトを同時にコンパイルする平行ビルド機能を使用したアプリケーションのインストゥルメントをサポートするようになりました。
VS2010以降でDevPartnerインストゥルメント設定を変更すると、現在アクティブな構成に対してのみ適用されます。 つまり、各構成が個々にインストゥルメント設定を保持するようになりました。 これにより、アプリケーションにデバッグ版、デバッグBoundsChecker版、リリース版、リリースPA/CA版などの構成を用意して、バッチ ビルドを行うことができます。 よって、DevPartnerユーザーのすべての構成をビルドする夜間ビルド システムを構築することも容易になります。
DevPartnerとMSBuildとの統合が改善されました。MSBuildを使用するようにDevPartnerのビルドをセットアップする方法は、インストゥルメントしたい構成のインストゥルメントの種類を選択するのと同じくらい簡単にできます。 Visual Studio内でビルドしたり、コマンド ラインを使ってVisual Studio外でビルドする場合、MSBuild が使用されます。 NMDevEnv
ユーティリティはDevEnv
をラップし、DevEnvはMSBuildをラップします。
DevPartnerとXoreax IncrediBuildは、IncrediBuildのグリッド エンジンとDevPartnerのコンパイル時インストゥルメント フレームワークを一体化した分散ビルド環境を提供します。 Visual Studio 2010とVisual Studio 11 Betaで分散ビルドを行うためには、DevPartner Studio 10.6とXoreax社のIncrediBuild 4.0以降が必要です。 Visual Studio 11がBetaからGAになるまでの間に、さらに更新が必要になる可能性があります。
詳細については、『Reducing Application Development Cycle Times with Micro Focus DevPartner and Xoreax IncrediBuild』というホワイト ペーパーを参照してください。このホワイト ペーパーでは、Visual Studio内からDevPartnerとIncrediBuild分散ビルド エンジンを使用する方法が説明されています。 ホワイト ペーパーは、SupportLineホームページ内の最新のDevPartnerリリースのProduct Documentationページから入手可能です。
DevPartnerで、エラー検出の内部アクティビティを表示するアクティビティ監視を表示できるようになりました。表示されるアクティビティは、アプリケーション実行中に呼び出されるすべてのフック関数情報を含みます。 また、アプリケーションが応答を停止した場合に、ユーザーに通知します。
BoundsCheckerスタンドアロンやVisual Studio内のエラー検出を使用してアプリケーションを実行している最中に、[メモリおよびリソース ビューア] にアクセスできるようになりました。 アプリケーションの開始後、Visual Studioのメイン メニューから [デバッグ]>[DevPartnerメモリおよびリソース ビューア] を選択するか、またはBoundsChecker スタンドアロンの [メモリおよびリソース ビューアの表示] ボタンをクリックすると、[メモリおよびリソース ビューア] ダイアログ ボックスが表示されます。
DevPartnerの本リリースより、Compuware Distributed Licensing System (DLM) からMicro Focusライセンス管理システムに変更されました。 この新しいライセンス システムは、DLMのすべての機能を備えています。 さらに、カスタマ ケアに問い合わせることなく、コンピュータ間でライセンスを移行できるようになります。
DevPartner製品の更新を確認してユーザーに通知する機能が追加されました。
DevPartnerの本リリースより、サポートするすべての言語が共通のインストーラで提供されるようになりました。 今後のリリースでは言語がさらに追加される可能性があります。
インターネットに接続する場合は、Micro Focus SupportLineサイトのDevPartnerのドキュメントページにアクセスして、DevPartner Studioに関するその他の問題や情報についてMicro Focusサポート技術情報を参照してください。 サポート技術情報は新しい情報で更新されます。
全般
コード レビュー
カバレッジ分析、パフォーマンス分析
エラー検出
本リリースのDevPartnerに使用されているほとんどのローカライズされたドキュメントは、前回のDevPartnerリリースのものを元にしています。 このリリースの新機能についての必要な記述はごくわずかで、ドキュメントの変更はほとんどありません。 現在のリリースの新機能については「新機能」セクションに詳細が記載されています。 このリリースに含まれていないドキュメントには、DevPartner StudioでサポートされるVisual Studio 2012プロジェクト タイプについても含みます。
DevPartnerコード レビューのセッション ファイルは、ソリューションのアクティブ セッション ファイルでない場合のみ削除できます。 コード レビュー セッション ファイルは、閉じられたあとでも、別のコード レビュー セッション ファイルが開かれるまでアクティブなままです。 コード レビュー セッション ファイルがアクティブである場合、[コード レビュー]コンテキスト メニューでは[削除]メニュー項目は使用できません。
コード レビュー セッション ファイルを削除するには、ソリューションでこのセッション ファイルを閉じ、別のセッション ファイルを開きます。次に、閉じたセッション ファイルをVisual Studioソリューション エクスプローラで右クリックし、[削除]を選択します。 このセッション ファイルが、ソリューションで唯一のコード レビュー セッション ファイルである場合は、ソリューションをいったん閉じてから再度開き、コンテキスト メニューを使用して、コード レビュー セッション ファイルを削除します。
日本語の単語辞書、解析エンジンが存在しないため、コード レビューのネーミング ガイドラインは、日本語の変数名、クラス名などをサポートしません。 ネーミング ガイドラインのチェック対象に日本語(変数名として「合計や「GOUKEI」など)を使用した場合、これらは不明な単語として警告の対象となります。
Internet Explorer 8.0アプリケーションをテストする場合、現在ではWebスクリプトのカバレッジ分析ユーティリティおよびWebスクリプトのパフォーマンス分析ユーティリティを使用する方法をお勧めします(カバレッジのテストは[スタート]>[Micro Focus]>[DevPartner Studio]>[ユーティリティ]>[Webスクリプトのカバレッジ分析]、パフォーマンスのテストは[スタート]>[Micro Focus]>[DevPartner Studio]>[ユーティリティ]>[Webスクリプトのパフォーマンス分析])。
しかし、Visual Studio内でWebサイトのカバレッジ テストまたはパフォーマンス テストを行う必要がある場合は、次の手順を行う必要があります。
IEXPLORE.EXE
プロセスです。 ご覧のとおりすべて大文字で表示されています。インストゥルメンテーションを使用または使用せずにエラー検出でプロファイルされたすべての混合モード アプリケーションまたはマネージ アプリケーションでは、APIメタデータは完全かつ正常に機能する必要があります。 .NET分析機能を使用していても、または.NETコール レポーティング機能を使用していてもこの点は変わりません。
.NETシステム アセンブリのAPIメタデータを生成するには、昇格された特権でDevPartner StudioユーティリティNLBFileInstaller.exe
を実行する必要があります。 このユーティリティは<%CommonProgramFiles%\Micro Focus\NMShared\5.5>にあります。 昇格された特権でファイルを実行する場合、ファイルを右クリックし、メニュー オプションを選択して管理者として実行可能ファイルを実行します。 .NETフレームワークが新たにインストールされた後など、エラー検出のコンピュータ プロファイリングで.NETアセンブリが変更されたり、更新された場合は必ず、NLBFileInstaller.exe
も昇格された特権で実行する必要があります。 このユーティリティの実行時間は、処理する.NET APIの数とマシンの速度により異なります。
マイクロソフトのシンボルを要求するアプリケーションをエラー検出で最初に起動するときに、Microsoft Internet Symbol Storeというダイアログ ボックスで、使用許諾への同意を要求されることがあります。 すでに、他の方法で使用許諾に同意している場合でも、アプリケーションを継続して起動するためには、再度使用許諾に同意する必要があります。異なるプログラムからシンボルの使用を行う場合には、それぞれのアプリケーションで使用許諾への同意が必要になります。
このセクションでは、このリリースのDevPartner Studioに適用する既知の問題を示します。 カテゴリをクリックすると、問題のリストが表示されます。
スイート製品全般に関する問題
コード レビュー
カバレッジ分析
エラー検出
メモリ分析
パフォーマンス分析
パフォーマンス エキスパート
Visual StudioまたはVisual Studio Team Systemに関連する問題
日本語版DevPartnerのオンライン ヘルプは、現在Visual Studio 2012 をサポートしていません。
データ実行防止機能(DEP)が有効になったシステムで、/NoExecute=Always On
に設定されている場合、Visual Studioの読み込み時にDevPartnerのエラーが発生します。
データ実行防止機能に関しては、Microsoftサポート技術情報の文書番号875352を参照してください。
システムの起動パーティションに存在する、BOOT.INI
ファイル、/NoExecute
オプションを変更することで、システム全体のDEP設定を変更できます。 デフォルトではOptIn
です。これは、特定のWindowsプログラムやサービス以外は、DEP機能を有効にすることを意味します。
この設定をAlwaysOn
にすると、DevPartner Studioのインストールが失敗します。また、インストール後にAlwaysOn
にすると、Visual Studioの起動時にパッケージの読み込みエラーが発生します。
DEPをOptOut
に設定する場合は、DEPで実行していないプログラムやサービスのリストにあるVisual Studioの実行可能ファイル(Visual Studio 2005および2008向けDEVENV.EXE
)を含めるようにしてください。
C#を使用したメソッドに#if condition ... #else ... #endif
形式のコードが含まれる場合、コード レビューでは、そのコードを#if condition
分岐だけで構成されているものとして処理します。 #else
分岐のあとに続くコードは無視されます。
外部ファイルを参照するユーザー定義のハイパーリンクは、リンクのターゲットが有効か無効かにかかわらず、クリックしても応答しないことがあります。 ルール セット リストか、ルール マネージャの[ルールの編集]ダイアログ ボックスの[プレビュー]ペインのどちらかで、ハイパーリンクをクリックすると、この問題が発生する場合があります。
以下に例を示します。
<a href="C:\Program Files\Microsoft Visual Studio .NET\FrameworkSDK\Samples\Setup\html\Start.htm">Microsoft .NET Framework SDK クイックスタート、チュートリアル、サンプル</a>"
<a href="file:///C:\Program Files/Microsoft Visual Studio NET/FrameworkSDK/Samples/Setup/html/Start.htm">Microsoft .NET Framework SDK クイックスタート、チュートリアル、サンプル</a>"
カバレッジ分析またはパフォーマンス分析を使用して、Windows Internet Explorer 7 64ビット(IE)でWebアプリケーションをプロファイルすると、スクリプト デバッグ データが生成されません。 パフォーマンス分析を使用してIEに対するシステムDLLの呼び出しを監視し、カバレッジ分析を使用してサーバー カバレッジを収集できますが、関連付けられたスクリプト デバッグ データは生成されません。 この問題はIE 7 64ビットのWebアプリケーションでのみ発生します。 この問題については、将来のDevPartnerリリースで対応します。
WPFブラウザ アプリケーションをプロファイルしてVisual Studioで作成したセッション ファイルはVisual Studioで読み込み、表示することができない場合があります。 Visual Studioのプレゼンテーション ホストの矛盾によって、使用されるInternet Explorerが32ビットなのか64ビットなのかをDevPartnerが正しく決定できない状況を発生させている場合があります。 パフォーマンス分析またはカバレッジ分析ビューアでセッション データを表示できますが、ビューアーのサイズは変更でず、閉じることだけが可能です。 この問題は、64ビットOS上で、Visual Studio プロジェクト プロパティの[デバッグ - 開始動作]が[ブラウザーを開始時に使用する URL]に設定されている場合にのみ発生します。
この問題の回避策:
\\Windows\SysWOW64\PresentationHost.exe
を選択します。 -debug
を入力します。これによって、プレゼンテーション ホストの正しいインスタンスが64ビットInternet Explorerを使用するWPFブラウザ アプリケーションで使用されるように強制されます。
OpenMP APIを使用した64ビット プロジェクトのプロファイル時にカバレッジまたはパフォーマンス分析に対して収集されたデータが正しくない場合があります。 行数やパフォーマンスのタイミングは、コードの個々の行ではなく、OpenMPブロック全体から影響を受けます。 この問題については、将来のDevPartner WebSyncまたはリリースで対応します。 OpenMPについての情報は、www.openmp.orgを参照してください。
64ビットOS上のマネージまたは混合モードの64ビット アプリケーションに対して、エラー検出とカバレッジ分析を実行すると、カバレッジ分析データまたはカバレッジ分析セッション ファイルが生成されません。 この問題を回避するには、64ビットOS上の64ビット アプリケーションを実行する時に、エラー検出なしでカバレッジ分析を実行してください。 この問題については、将来のDevPartner WebSyncまたはリリースで対応します。
10.5.0以前のDevPartner Studioを使用して作成されたメモリ分析およびパフォーマンス エキスパート セッション ファイルはDevPartner Studio 10.5.0では正しく読み込まれません。 この問題は、以前のバージョンのDevPartner Studioで作成したパフォーマンス分析またはカバレッジ分析セッション ファイルに対する影響はありません。 将来のリリースまたはWebSyncで、DevParter 10.5.0 以前のリリースで作成したメモリ分析およびパフォーマンス エキスパート セッション ファイルの変換ユーティリティを提供する予定です。
収集された静的な初期化データは、静的に初期化されたフィールドとは異なるソース ファイルにコンストラクタが実装されているパーシャル クラス メンバー フィールドには表示されない可能性があります。 この場合、該当する行はデータが存在しない行として表示されます。 これは、データがパーシャル クラスのコンストラクタで初期化されるようにコンパイルが行われ、実際の初期化行ではコードが生成されないためです。 ソース コードが、初期化子だけを含み、実行行を持たない場合、モジュール一覧のリストにも表示されません。
不特定な環境において、ターミナルサービス経由でログインしたアカウントから、Windowsサービスのプロファイリングを行うと、結果が表示されないことがあります。 この現象が発生した場合、DPAnalysisコマンドを使用してセッション ファイル名をフルパスで指定し、保存させてください。 次に例を示します。
DpAnalysis.exe /cov /output c:\temp\MyService.dpcov /s MyService
メモ:この方法で回避できない場合も存在します。
ASP.NETアプリケーションのカバレッジ セッション ファイルをマージできない場合があります。
DevPartner Studioは、同じビルドのASP.NETアプリケーションから生成したカバレッジ セッション ファイルだけをマージできます。 ASP.NETの仕様として、ビルドするたびに実行ファイルのファイル名は変更されます。
この問題を回避するには、マージする予定のすべてのカバレッジ セッションを実行するまで、アプリケーションをリビルドしないようにします。
Windows 7オペレーティング システムのBoundsCheckerでテストしたアプリケーションに未処理の例外が発生した場合、BoundsCheckerはそのアプリケーションが即座に終了しないようにすることはできません。 それ以前のWindowsオペレーティング システムでは、BoundsCheckerは、最終的なメモリ リーク レポートを取得するまでアプリケーションを制御できました。 Windows 7では、アプリケーションは単に終了するだけです。 セッション通知情報にアプリケーションの終了が記録されますが、例外自体は報告されず、依然としてメモリに割り当てられている内容に関するメモリ リーク メッセージは生成されません。
このような場合、アプリケーションは順序どおりシャットダウンできないため最終的なメモリ リーク レポートに有用なデータが入っている可能性が少なくなります。
エラー検出設定ですべてのモジュールをオフにした場合でも、エラー検出によってでリークとエラーがレポートされます。理由は以下のとおりです。
Visual Studio内でパフォーマンス分析を使用してInternet Information Server(IIS)Webプロジェクトをプロファイルすると、ローカルIIS(Visual Studio 2010 Help Viewerなど)にアクセスする任意のプロセス、そしてVisual Studioが停止する場合、Visual Studioを再起動し、IIS Webプロジェクトを起動するとIISが応答しなくなる場合があります。
以下の手順を実行して、この問題を回避します。
For
ループの式部分に起因するCPU時間が、誤ってFor
ループ本体に関連付けられることがあります。 この問題は、以下の例のように、初期化子、式、イテレータが1行にフォーマットされたループで発生します。
using System; public class ForLoopTest { public static void Main() { for (int i=1; i<=5; i++) Console.WriteLine(i); } }
For
ループの本体がCPU時間を過剰に消費している場合は、以下のように、初期化子、式、イテレータがそれぞれ別の行に表示されるようにコードの形式を変更してください。
{ for (int i=1; i<=5; i++) Console.WriteLine(i); }
Windows 7オペレーティング システムとWindows Vistaオペレーティング システム上のVisual Studio 2010または2008でパフォーマンス エキスパートを使用してアプリケーションをプロファイルするには、Visual Studioを管理者権限で実行する必要があります。 Windows 7オペレーティング システムとWindows Vistaオペレーティング システム上のVisual Studio 2010または2008でパフォーマンス エキスパートを使用してASP.NETアプリケーションをプロファイルするには、ASP.NET管理者権限のあるアカウントでアプリケーションを開始する必要があります。
DevPartner Studioインストール後、DevPartnerに対応したバージョンのVisual Studioをインストールするには、以下の手順に従ってVisual StudioとDevPartner Studioを結合させてください。
手順2で、DevPartner Studioヘルプ システムとMicrosoftヘルプ システムを統合します。
ローカライズ バージョンのVisual Studio Team Systemで、作業項目の種類Bugの名前が「Bug」以外の文字列に変更されている場合、DevPartner Studioから作業項目としてバグを作成してTeam Projectに提出することができません。
何らかの問題が発生した場合、またはより詳細な技術情報やアドバイスが必要な場合に備えて、さまざまな情報源が用意されています。 国によっては、保守契約を締結されているお客様しかMicro Focusの製品サポートが受けられない場合があります。
本製品をMicro Focusから直接購入されたお客様は、下記までお問い合わせください。 正規販売店などから購入されたお客様は、まず購入元にお問い合わせください。 代理店で対応できない場合は、下記までお問い合わせください。
なお、お問い合わせの際には以下の情報をご用意いただけますようお願いいたします。 ご用意いただける情報が多いほど、より適切な製品サポートを受けることができます。 すべての内容に回答できない場合や、発生している問題に該当しないと思われる内容については、お持ちの情報をすべてご提示ください。
当社のWebサイトには、お問い合わせ先電話番号と住所に関する最新情報が掲載されています。 製品サポート ページには、WebSyncサービスなど膨大な情報が掲載されており、修正プログラムおよびマニュアル アップデートをダウンロードすることができます。 サイトにアクセスするには、ブラウザで「www.microfocus.co.jp」と入力してMicro Focusホーム ページを表示してください。
Micro Focus製品サポート対象のお客様のお問い合わせ先については『製品サポート ハンドブック』をご覧ください。 『製品サポート ハンドブック』は当社Webサイトからダウンロードするか、販売担当員に印刷版をご依頼ください。 Micro Focusのサポートは、保守契約を締結されているお客様しか受けられない場合があります。
DevPartner Studio Professional Editionのリリース ノートの終わり
Copyright © Micro Focus 2001-2012. All Rights Reserved.
07/13/2012 03:02 PM