FTP クライアントでの認証および暗号化に Secure Shell を使用するには、以下の手順に従います。
FTP クライアントで Secure Shell 接続を構成するには
FTP クライアントを起動します。
[FTP サイトに接続] ダイアログボックスが開きます(クライアントがすでに実行中なのでダイアログボックスが開いていない場合は、[接続] - [接続] コマンドをクリックします)。
次のいずれかのタスクを実行します。
宛先 |
操作 |
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新しいサイトの作成 |
[FTP サイトに接続] ダイアログボックスで [新規] をクリックします。 [FTP サイトの追加] ダイアログボックスで FTP サーバホストの名前または IP アドレスを入力し、[次へ] をクリックします。 [ログイン情報] ダイアログボックスで、[ユーザ] を選択します。 |
既存サイトの変更 |
[FTP サイトに接続] ダイアログボックスでサイトを選択します。 |
[セキュリティ] をクリックします。
[Secure Shell] タブをクリックします。
[Reflection Secure Shell を使用する] を選択します。
次のいずれかのオプションを選択します。
[SFTP] |
Reflection は SFTP (Secure FTP) プロトコルを使用して接続します。SFTP では、対応するコマンドの数が、完全な FTP プロトコルより少なくなります。 |
[ポート転送を使用した FTP コマンドのトンネリング] |
[ローカルポート] に指定したポートが SSH トンネルを介して保護されます。このように設定した場合、すべての FTP コマンドが使用できるようになります。すべての通信は SSH トンネルを介して送信されます。これには、ユーザ名やパスワードなどの FTP コマンド、およびディレクトリ一覧や転送するファイルの内容などのすべての転送データが含まれます。 |
(オプションで) [SSH 構成セクション] を指定します([SSH 構成セクション] を空白にすると、行ったあらゆる変更は、現在のホストと同じ名前の SSH 構成セクションに保存されます)。
(オプション) [構成] をクリックして [Reflection Secure Shell の設定] ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスを使用して、ユーザ認証とそのほかの Secure Shell の設定を構成します。
次のいずれかのタスクを実行します。
目的 |
操作 |
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新しいサイトの作成 |
[OK] をクリックして、[セキュリティのプロパティ] ダイアログボックスを閉じ、[次へ] をクリックします。 [FTP ユーザログイン] ダイアログボックスで、FTP サーバでのユーザ名を入力して、[次へ] をクリックします。 [完了] をクリックします。 |
既存サイトの変更 |
[OK] をクリックして開いているダイアログボックスを閉じます。 |
メモ:
ホスト認証により、Secure Shell クライアントは Secure Shell サーバを確実に識別することができます。この認証は、公開鍵認証を使用して行われます。ホストの公開鍵がクライアントに事前にインストールされていない場合は、初回の接続試行時に、不明なホストであることを示すメッセージが表示されます。このメッセージにはホストを識別する指紋が含まれています。ホストが実際に自分のホストであることを確認するには、正しい指紋であるかどうかを確認できるホストのシステム管理者に問い合わせる必要があります。ホストが実際に自分のホストであることを確認するまでは、別のサーバがユーザのホストを装う「中間者」攻撃を受ける危険性があります。
ほとんどの場合、ホストに接続して既定の Secure Shell 構成を使用し、パスワードでログインできるようになります。別のユーザ認証方法を構成する必要がある場合、または Secure Shell 構成にほかに変更を加える必要がある場合は、[Reflection Secure Shell の設定] ダイアログボックスを使用します。
FTP クライアントの [サーバの種類] の既定値は [自動検出] です。この設定は、Secure Shell が SFTP 用に構成されている場合は無効になります。SFTP を使用するように Secure Shell を構成した場合、FTP クライアントはこの設定を自動的に [自動検出] から [UNIX] に変更します。サーバの種類を変更するには、Secure Shell の設定を構成した後に、[サイト > プロパティ] > ダイアログボックスの [全般] タブを使用します。