FTP クライアントでは、ユーザが指定したサーバの形式に基づいてファイアウォールサーバにさまざまなコマンドを送信し、FTP サーバに接続します。この認証シーケンスの実行中、FTP クライアントでは、[ > サイトのプロパティ] ダイアログボックスおよび [セキュリティのプロパティ] ダイアログボックスの [ファイアウォール] タブで設定した情報が使用されます。これらの情報の一部を指定していない場合、接続するたびに情報を指定するよう求められます。
次のスタイルがあります。
中継サーバが SITE コマンドを送信して FTP サーバに接続する場合は、この形式を使用します。詳細については、「[SITE サーバ名] 認証コマンドシーケンス」を参照してください。
中継サーバが [ユーザ名@サーバ名] 形式のサーバログオンを必要とする場合は、この形式を使用します。詳細については、「[ユーザ名@サーバ名] 認証コマンドシーケンス」を参照してください。
自動的にファイアウォールを経由して接続が行われるようにネットワークが設定されていて、プロキシサーバを指定する必要がない場合は、このスタイルを使用します。このログオンシーケンスでは、FTP サイトとファイアウォール両方のユーザ名が 1 回の USER コマンドによって送信され、ファイアウォールのパスワードは ACCT コマンドによって送信されます。詳細については、「[USER-PASS-ACCT] 認証コマンドシーケンス」を参照してください。
自動的にファイアウォールを経由して接続が行われるようにネットワークが設定されていて、プロキシサーバを指定する必要がない場合は、このスタイルを使用します。このスタイルの接続では、一連の USER コマンドと PASS コマンドによってファイアウォールのログオン情報が送信され、それに引き続き、FTP サーバのログオン情報が送信されます。詳細については、「[透過] 認証コマンドシーケンス」を参照してください。
使用しているサーバで、接続時にハードウェアトークンを使用して識別情報を指定する必要がある場合は、このスタイルを使用します。このスタイルを選択した場合、パスワード情報を事前に設定しておくことはできません。ログオン処理中、試行を求めるメッセージが表示されます。このメッセージが表示されたら、トークンを使用して正しい情報を指定してください。詳細については、「[試行/応答] 認証コマンドシーケンス」を参照してください。
サーバがユーザ ID@ファイアウォール ID@リモートホスト形式のログオンを必要とする場合は、この形式を使用します。その他のボックスを空白のままにすると、接続時に FTP クライアントには下記の順に情報を表示されます: ファイアウォールアドレス、ファイアウォールユーザ名、ファイアウォールパスワード、FTP サーバアドレス、FTP ユーザ名。
サーバがファイアウォールユーザ@FTP サーバ形式のログオンを必要とする場は、この形式を使用します。その他のボックスを空白のままにすると、接続時に FTP クライアントには下記の順に情報を表示されます: ファイアウォールアドレス、ファイアウォールユーザ名、ファイアウォールパスワード、FTP ユーザ名。詳細については、[ファイアウォールのユーザ名@FTP サーバ] 認証コマンドシーケンスを参照してください。
サーバがFTP ユーザ@FTP サーバファイアウォールユーザ形式のログオンを必要とする場合は、この形式を使用します。その他のボックスを空白のままにすると、接続時に FTP クライアントには下記の順に情報を表示されます: ファイアウォールアドレス、ファイアウォールユーザ名、ファイアウォールパスワード、FTP ユーザ名、FTP パスワード。詳細については、[FtpUser@FtpServer FirewallUser] 認証コマンドシーケンスを参照してください。
関連項目