サーバファイルを PC にダウンロードする時に、雑音や遅延によるネットワーク接続の喪失などが原因で、転送が完了しない場合があります。
メモ:SFTP 接続では、この機能は使用できません。
ファイルの転送が完了されなかった場合は、自動再開機能を使って中断された時点から転送を再開することができます。自動再開機能を使用できるのは、次の各条件が満たされている場合だけです。
FTP サーバが REST コマンドに対応
ファイル転送を自動再開するために FTP クライアントは REST (Restart) コマンドをサーバに送ります。FTP サーバが REST コマンドに対応していない場合は、ファイル転送はファイルの最初から開始されます。各サイトについて、1 回目の自動再開が試行された後、FTP クライアントは結果を記憶します。REST コマンドに対応していないサーバに対してはファイル転送の自動再開を試みません。
特定のサーバがこの機能に対応しているかどうかを判定するには、コマンドラインで次のように入力します。
quote help rest
rest が再起動コマンドとして識別される場合は、サーバはこの機能に対応しています。
ファイル転送方式 (または種類) は、バイナリでなくてはなりません。
自動再開機能では、ソースファイルのサイズを未完了の転送先ファイルのサイズと比較して、ソースファイルのどこから転送を再開するかを決定します。テキストファイル転送方式で PC 上に作成されるファイルのサイズは、ソースファイルのサイズと異なる可能性があります。
ファイル転送モードが「追加」以外
追加モードでファイルを転送する時は、FTP クライアントは既存の転送先ファイルサイズを使ってソースファイル内の再開位置を決定することができません。
未完了の転送を再開するには
必要ならば、ソースファイルがあるサーバに再接続します。
上記の 3 つの状況を確認してください。
[サイトのプロパティ] ダイアログボックスの [転送] タブで、[途中終了したバイナリファイルのダウンロードを再開する] を選択します。
サーバファイルのダウンロードを再開します。例えば、転送できなかったサーバファイルを選択してから PC 上の転送先にドラッグします。
クライアントは、そのファイルに対して過去に不完全なファイル転送操作が行われたことを検出し、ファイル全体に対して新たなファイル転送を開始する代わりに、中断された地点から不完全な転送を再開するオプションを提供します。
[再開] をクリックします。