以下の一覧に、VT セッション用 [転送] ダイアログボックスのファイル名およびワイルドカードのルールおよび動作を説明します。
[ローカル] の [[ファイル名] ボックスには、ドライブ修飾子、パス名、および拡張子を含めることができます。ただし、ファイル名の組み合わせ (パス) は合計で 260 文字を超えることはできません。ホストからファイルを受信する場合、ローカルファイル名は省略できます。WRQ/Reflection プロトコルを使用すると、ホストに送信する PC ファイルのグループをワイルドカードで指定できます。
[ホスト] の [ファイル名]] ボックスの名前は、ホストシステムのルールに従っている必要があります。VMS ホストへの転送の場合、論理名を入力できます。ホストにファイルを送信する場合、ホストファイル名は省略できます。
指定したファイル名は、[転送の設定] ダイアログボックスの [変換] タブの [ファイル名変換オプション] にあるどの設定よりも優先されます。WRQ/Reflection プロトコルを使用すると、PC に送信するホストファイルのグループをホストのワイルドカード文字で指定できます。
また、テキストボックスにワイルドカード文字を入力できます。受信側のテキストボックスは空である必要があります (パスは指定できます)。VMS ホストの場合、ホストファイル名のスイッチを使用できます。次に [転送] ボタンをクリックします。ファイルには送信側と同じ名前が付けられます。ワイルドカードを使用して転送されるすべてのファイルには、[転送] ダイアログボックスに指定した値が使用されます。テキストファイルのグループとバイナリファイルのグループは別々に転送するか、または自動検出を使用します。
使用するワイルドカード文字は、ファイルの転送元コンピュータでも同じ意味に認識される必要があります。次のテーブルに、最も一般的なワイルドカード文字をいくつか示します。
コンピュータ |
認識可能なワイルドカード |
---|---|
PC、UNIX、VMS |
* ? |
HP 3000 |
@ ? |
転送が始まると、[ファイルの転送中] ウィンドウが開きます。複数のファイルを転送している場合、このウィンドウには、転送中の各ファイルの名前が表示されます。[既存ファイルの処理] オプションを [キャンセル] に設定している場合、または転送を停止する他の何らかのエラーが発生した場合、ワイルドカードの指定に一致する残りのファイルは転送されません。転送中のファイルをキャンセルするには、[キャンセル] ボタンをクリックするか、または [ESC] キーまたはスペースバーを押します。