5250 端末で使用できる特別な入力モードには、拡張グラフィックスモード、16 進数モード、挿入モード、Plus CR モード、およびテキスト援助 (ワープロ) モードがあります。特殊文字は、端末が拡張グラフィックスモードの時に入力できます。
拡張グラフィックスモード
拡張グラフィックスモードでは、次の特殊文字を使用できます。
青は、このキーと同時に [SHIFT] キーを押した場合に挿入される文字を示します。紫は、[SHIFT] キーを押さずにこのキーを押した場合に挿入される文字を示します。
拡張グラフィックスモードは、既定で [ALT] + [左 SHIFT] キーに割り当てられています。セッションが拡張グラフィックスモードの時には、3488 ステータス行の中央近くに + が表示されます。
[端末設定の構成] ダイアログボックスで [入力モードを維持する] チェックボックスがオンの場合、[ALT] + [左 SHIFT] キーを押すと、セッションでの拡張グラフィックスモードの開始/終了を切り替えられます。また、[リセット] ([左 CTRL] キー) もセッションの拡張グラフィックスモードを終了します。
[入力モードを維持する] チェックボックスがオフの場合、図形文字または特殊文字を入力後、セッションで拡張グラフィックスモードが自動的に終了します。
16 進数モード
5250 端末では、端末キーを押すと 16 進数モードに入ります。16 進数モードは、既定で [ALT] + [F7] キーに割り当てられています。セッションが 16 進数モードの時には、3488 ステータス行に文字 h または H が表示されます。
16 進数モードに入ってから、文字の 16 進値を入力してください。16 進値を入力するには、文字を 2 つ入力します。許可される文字は 0 ~ 9 または a ~ f です。その他の入力は 16 進数モードでは許可されません。
16 進値の最初の文字を入力すると、ステータス行の h は大文字の H になります。[端末設定の構成] ダイアログボックスで [入力モードを維持する] がオンの場合、[左 CTRL] キーを押すと、文字がバッファから取り除かれますが、16 進数モードは終了しません(この方法を使用して、入力した文字を取り消せます。このことを示すために、大文字の H は再び小文字になります)。もう一度 [左 CTRL] キーを押すと、16 進数モードは完全に終了します。
[入力モードを維持する] がオフの場合、1 回 [リセット] ([左 CTRL]) キーを押すと 16 進数モードは終了します。
挿入モード
挿入モードは、既定で [INSERT] キーに割り当てられています。
セッションが挿入モードの時には、挿入記号 () が 3488 ステータス行に表示されます。5250 ステータス行では、文字 IM が反転表示されます。
端末が挿入モードの時に入力した文字は、カーソルの位置に挿入されます。1 文字入力するごとに、カーソル位置以降右にある既存の文字は、右方向へ 1 つ移動します。挿入モードで入力する各文字の挿入フィールドの右端には、Null 文字がある必要があります。Null の数を超えて文字を挿入しようとすると、ステータス行に が表示され、入力は禁止されます。[リセット] ([左 CTRL]) キーを押すと、記号が削除され、入力が可能になります。
Plus CR モード
このモードでは、2 文字からなる 16 進値が端末ウィンドウの各フィールドの前に表示されます。16 進値の意味は、ステータス行に表示されるコードによって示されます。
コード |
16 進値の意味 |
---|---|
d |
各フィールドのフィールド属性および表示属性 |
c |
各フィールドの拡張文字バッファ値 |
a |
端末ウィンドウ内の各文字の文字属性 |
Plus CR は、既定で [ALT] + [F12] キーに割り当てられています。[ALT] + [F12] キーを押すたびに、コード値および 16 進値はシーケンス内の次の値に変化します。[リセット] ([左 CTRL]) キーを 2 回押すと、Plus CR モードは終了します。
テキスト援助 (ワープロ) モード
テキスト援助モードを使用している時、OfficeVision の次の 3 画面のいずれかで [PF21] キーを押すと、画面に表示される援助のレベル (基本または中級) を選択できます。
メモの送信
Work with Mail (メールの操作)
Work with Documents in Folders (フォルダ内のドキュメントの操作)
IBM System iのテキスト援助モードでは、次のワープロ機能を使用できます。これらの機能のいずれかをセッションがワープロモードでない時に使用すると、メッセージ「0027 =このエミュレーションで対応していないキーです。」が画面に送信されます。(ワープロモードの詳細については、ホストのマニュアルを参照してください)。
機能 |
キー操作 |
説明/コメント |
---|---|---|
太字の始まり |
[CTRL] + [B] |
|
下線の始まり |
[CTRL] + [U] |
|
行の先頭に移動する |
[CTRL] + [左矢印] |
|
ページの最後 |
[CTRL] + [下矢印] |
|
キャリッジリターン |
[右 CTRL] |
[CTRL] + [プラス記号] (+) および [CTRL] + [マイナス記号] (-) も、復帰の入力に使用できます。 |
テキストの中央揃え |
[CTRL] + [C] |
既定では、[CTRL] + [C] キーはテキストをクリップボードにコピーします。テキスト援助モードでテキストの中央揃えに使用するには、キーの組み合わせを割り当てし直す必要があります。 |
カーソル位置で削除 |
[CTRL] + [DELETE] |
属性プレーンを表示している場合は、カーソル位置の現在の値が削除されます。データプレーンを表示している場合は、カーソル位置にあるすべてのプレーン内のすべての値が削除されます。 |
終了属性 |
[CTRL] + [J] |
|
行の末尾 |
[CTRL] + [右矢印] |
|
次の停止コードを検索 |
[CTRL] + [N] |
既定では、[CTRL] + [N] キーは別のウィンドウを開きます。テキスト援助モードで次のストップコードの検索に使用するには、キーの組み合わせを割り当てし直す必要があります。 |
半インデックス下 |
[CTRL] + [H] |
|
半インデックス上 |
[CTRL] + [Y] |
|
挿入記号 |
[CTRL] + [A] |
既定では、[CTRL] + [A] キーは「すべて選択」です。テキスト援助モードで使用するには、キーの組み合わせを割り当てし直す必要があります。 |
ページの最後 |
[CTRL] + [P] |
|
強制改行 |
[右 CTRL] |
|
必須スペース |
[CTRL] + [スペースバー] |
|
必須タブ |
Ctrl+Tab |
テキスト援助モードでこのキーの組み合わせを使用するには、キーの組み合わせを割り当てし直す必要があります。 |
停止 |
[CTRL] + [S] |
テキスト援助モードでこのキーの組み合わせを使用するには、キーの組み合わせを割り当てし直す必要があります。 |
タブ |
[TAB] |
|
テキストタブジャンプ |
[CTRL] + [T] |
カーソルを現在の位置から次に定義されたタブ位置に移動します。現在のフィールドにタブ位置がない場合、タブジャンプは、画面上の次のフィールド内の最初のタブ位置にカーソルを移動します。 |
ページの最初 |
[CTRL] + [上矢印] |
|
単語に下線 |
[CTRL] + [W] |
|
関連項目