Reflectionイベント用のアクションを設定する
Events Mapper を使用すると、ホストセッション中にイベントが発生した場合に実行される Reflection の機能 (例: Reflection マクロ、メニューコマンド、端末コマンド) を設定できます。これにより、Reflection/ホスト間の通信を監視し、ホストセッション用に定義したイベント群と Reflection コマンドを同期させることができます。
Reflection コマンド、Reflection マクロ、端末キーストローク、またはこれらの組み合わせとイベントを関連付けすることができます。アクションに関連付けるのに選択できる17のイベントがあります。それぞれのイベントの動作は、1 セッションにつき 1 回、または、イベントが発生するたびに毎回実行できます。また、複数のイベントの動作を連続して実行することもできます。イベントは [Events Mapper] ダイアログボックスのイベントリストで表示される順序で実行されます。
[イベントの割り当て]を使用してイベントにアクションを割り当てるには、「[イベントの割り当て]の使用」を参照してください。
[イベントの割り当て]の使用
あらゆるReflection代替インタフェースで[イベントの割り当て]を使用することができます。[イベントの割り当て] を使用することでイベントにアクションを割り当てたり、イベントが最初に処理された後にキャンセルまたは削除されるかを決定したり、イベントを命令します。
イベント用のアクションを設定する
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以下の手順に従って[イベントの割り当て]を開きます。手順は、ユーザインタフェースモードによって異なります。
ユーザインタフェースモード 手順 リボン [ツール] タブで、[イベントの割り当て] をクリックします。 TouchUx [レンチ] アイコンをタップして、[イベントの割り当て] を選択します。 Reflection ブラウザ [Reflection]メニューで、[ツール]、[イベントの割り当て]の順に選択します。 クラシック [表示]メニューで、[イベントの割り当て]を選択します。 -
イベントを追加するには、[新規作成] をクリックし、[イベントエディタ] 内の説明に従ってイベントの種類、イベント用パラメータの指定 (必要な場合) 、イベント用のアクション追加、そして初回時実行後に無効にする決定を選択します。選択が完了したら、作成したイベントに名前を付けます。
このイベントは、[イベント割り当てのイベント] リスト内で表示されます。イベントの隣にあるチェックボックスが選択されていることに注意してください。これは、次回実行される、イベントに関連付けされているアクションが処理されることを示しています。[アクションが完了後のイベントの状態]を無効にした場合は、このチェックボックスはイベントの実行後に自動的に選択解除されます。
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イベントのコピーを挿入するには、[イベント] リストでイベントを選択し、[複製] をクリックします。
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セッションのドキュメントファイルを保存する前に、[イベント] リストのイベントの横にあるチェックボックスが選択されていることを確認してください (イベントを次回から実行する場合) 。
カーソルイベント
イベントに関係するカーソルは、カーソルが入力された時、フィールドもしくは画面位置を移動する時に現れます。ユーザはこれらのイベントを指定のポイント (列またはコラム) で実行するため、および指定の列またはコラム用に設定することができます。
この例では、画面一番上の列をクリックする際に、ウェブページを開くために [カーソルの位置入力時] イベントの設定で使用される [イベントの割り当て] を表示しています。例の中ではopentext.comを開いていますが、このアプローチは [ヘルプ] やセッションに関係する他の種類の情報を含む内部Webページを開くために使用することができます。
名前 | 説明 | アクション |
---|---|---|
Web ページを開く | カーソルを1列目に入力する場合 | URL (http://www.opentext.com/, NewTab, _none_)を開く |
文字列関連イベント
ホストまたは表示中の画面からテキストを受信すると文字列関連イベントが現れます。ユーザは、文字列が画面上に入力または表示された時、もしくはホストからテキストを受信した時に、文字列イベントを設定することでアクションを実行することができます。
画面上のあらゆる位置で入力した文字列を検出するため、または文字列が特定の画面位置にある時だけ検出するために、文字列関連イベントを設定します。
メモ
Reflectionは、文字列が表示されていない(隠し文字の)場合でも、指定のイベントを実行します。文字列の検出は大文字と小文字の区別をつけ、改行は検出対象になりません。
この例では、2つのホスト画面で移動するのに使用する [イベントの割り当て] 設定を表示しています。
シーケンス内の第一のイベント([ホストから文字列を受信した時])はユーザがログオンした後に発生します。[テキストの送信]アクションに割り当てられ、demo
コマンドをホストに送信してプログラムデモの画面に移動するように設定します。
次のイベント([画面のテキストが認識された時])は、その後の画面で発生します。[テキストの送信]アクションに割り当てられ、オプションリストのコマンド3
をホストに送信し別の画面に移動するように設定します。2つのイベントは一度トリガーとして設定された後に無効となります。
名前 | 説明 | アクション |
---|---|---|
第一画面 | ホストからsyl_SYSTEM テキストを受信した時 | テキストの送信(demo\<CR\> ) |
第二画面 | テキスト2および4 がいずれかの行と列で表示される時 | テキストの送信(3\<CR\> ) |
時刻関連イベント
時刻関連イベントには特定の日時、経過時間(例えば、30分毎) またはアクティビティの不足が原因のタイムアウトが含まれます 。こうしたイベントには、実行する時刻やイベントが実行されるまでの期間を定義する必要があります。
メモ
時刻は、ホストではなく端末のPC上での時刻です。ホストが離れた場所にあり、ホストと PC で時差がある場合は、時差を考慮した設定を行います。
以下の [イベントの割り当て] 例では、[一定時間アクティビティがなかった場合] を使用し、30分アクティビティがない場合にセッションを切断します。
名前 | 説明 | アクション |
---|---|---|
アクティビティがなかった場合に切断する | 0時間、30分、0秒経ってもホストから文字を受信しない | 接続解除 |
キーボードイベント
キーボード関連イベントはキーのロック解除時またはキーが押された時に発生します。
状態イベントの変更
セッション状態の変更には接続および切断、画面変更、ファイル転送の完了、そして端末盤モードの入退出が含まれます。
この例では、一日の終わりにファイルを転送するマクロの実行、ファイル転送完了後にホストからの接続を切断、ワークスペースのシャットダウンを行う [イベントの割り当て] 設定を表示しています。これを実現するには、まず、[指定時刻に] イベントで、ファイルを転送するマクロを実行するよう設定します。次に、[ファイル転送が完了した時] イベントで [閉じる] セッションを実行してセッションを閉じるよう設定します。最後に、同じ種類のイベント、[ファイル転送が完了した時] でワークスペースを閉じる [終了] アクションを実行するよう設定します。
このシーケンス用の [イベント] リスト設定は以下の通りに表示されます:
名前 | 説明 | アクション |
---|---|---|
ファイル転送マクロの実行 | 時刻が 5:00:00 PM になると実行 | Reflection Workspace Macroの実行(Module1.TransferFile, local_proj, False,) |
セッションを閉じる | ファイル転送完了時 | 閉じる |
ワークスペースの終了 | ファイル転送完了時 | 終了 |
メモ
この例のように、シーケンス内で同じ種類のイベントを複数使用する時は、イベントを使用可能にし、[定義済みイベント]リストで実行される順番に並べるだけで行えます。