基本セッションとは、すべてのコンポーネントがユーザのワークステーションで実行されるセッションです。こちらが X マネージャ (ドメイン接続用) のデフォルト設定です ([全般] タブの [リモートセッションサービス] が [なし] に設定されている)。この構成では、リモートセッションサービス (セッションの中断/再開の機能や、低速ネットワークでのパフォーマンス向上など) は使用できません。この構成は、事前定義された公開セッション定義をユーザに示すドメイン管理者の機能には対応していません。また、ユーザは自分の個人用セッションを構成して実行できます。
これは、[リモートセッションサービス] が [なし] に設定されている場合のイベントのシーケンスです。
ユーザがドメインにログオンすると、ドメインコントローラがユーザを認証します。認証されたユーザは、ドメインデータベースに保存されたセッション定義にアクセスできます。
ユーザが接続セッションを始めると、ドメイン コントローラがユーザのワークステーションに接続の構成要素を設定します。(次のイラストの 2 が付いた矢印を参照)
ワークステーション上で、X クライアントからセッションに対して X プロトコルが直接送信されます。(次のイラストの 3 が付いた矢印を参照)