1.1 操作モード: ドメイン/スタンドアロン

Reflection X Advantage は、「単体」モードまたは「ドメイン」モードのいずれかで実行できます。

スタンドアロンモード

単独モードは、既定でインストールされる単一のアプリケーションである X マネージャで提供されています。このモードでは、1 つのアプリケーション (X マネージャ) を使用して X ホストと X クライアントにアクセスし、セッションの構成と共有、およびセッション状況の監視を行います。 これらはすべて、自分のデスクトップから実行できます。

ドメインモード

Reflection X Advantage をドメインモードで実行すると、単体モードのすべての機能と、追加のドメインサービスにアクセスできます。ドメイン管理者は、X 管理コンソールを実行して Reflection X ドメインを構成および管理し、X セッションのグループの負荷を分散してパフォーマンスを最適化します。ドメインユーザは X マネージャ (ドメイン接続用) を実行して X ホストと X クライアントにアクセスします。これらのアプリケーションは、Reflection X サービスを実行して共有データベースにセッション定義を保存する中央ドメインコントローラに接続します。許可されたドメインユーザは、Xセッションを起動できるほか、実行中のXセッションに参加したり、抜けたり、共有したりすることができます。管理者が作成したすべての公開定義を使用でき、また自分自身のみが使用できる個人用定義を作成することもできます。Reflection X Advantage ドメインの設定と構成については、「Reflection X Advantage ドメインの管理」を参照してください。

機能の比較

 

単体モード (X マネージャ)

ドメインモード (X マネージャ (ドメイン接続用))

GNOME 3のデスクトップのサポート

対応

対応

X クライアントアプリケーションの起動および操作

対応

対応

XDMCP

対応

対応

X セッションの共有

対応

対応

X11 の拡張機能への対応

対応

対応

低速ネットワークでのパフォーマンス向上

対応

対応

統合された Secure Shell

対応

対応

FIPS 140-2検証済み暗号化モジュール

対応

対応

X.509 証明書の認証

対応

対応

ネイティブ IME サポート

対応

対応

設定の一元的な構成場所

対応

X セッションからの退出および再参加

対応

X セッションのフェイルオーバー

対応

ドメイン認証サービス

対応

負荷分散

対応