特別なセッション保護の適用
前の演習では、セッションをサスペンドし、 別のコンピュータからセッションに再参加する方法を示しました。その演習の構成では、 ドメインノードが仕事先のコンピュータで実行されているため、 仕事先のコンピュータを動作したままにしておく必要がありました。作業中のコンピュータでネットワーク接続が切れたり、 予期せずシャットダウンしたりした場合でも セッションに戻ることができる、より高度なセッション保護を提供するように、 Reflection Xを構成することができます。
このレベルのセッション保護を提供するために、Reflection Xは リモートドメインノード上にセッションを維持します。リモートノードはWindowsシステムでも UNIXシステムでも構いません。リモートドメインノードを構成するには、リモートシステムで Reflection Xインストーラを実行し、 ([ドメインコントローラ]機能を含まない) [ドメインサービス]という機能を選択します。この機能をインストールしたら、 rxsconfigコマンドラインユーティリティを使用して、 このコンピュータにドメインノードを作成できます。
リモートドメインノードが使用できる場合は、 [リモートセッションサービス]の下にある[セッションのサスペンド/再開]、 [遅延の多いネットワークのパフォーマンス]、[ネットワークの耐障害性]オプションを選択することができます。
このオプションを使用すると、セッションの実行中にXマネージャ(ドメイン接続用)を 閉じた場合に、以下のプロンプトが表示されます。
[セッションから抜ける]を選択した場合、 このコンピュータをシャットダウンしても、セッションはリモートノードでアクティブのままです。このReflection Xドメインに アクセス可能な任意のコンピュータからXマネージャ(ドメイン接続用)を起動すると、 セッションに再度参加することができます。
[ネットワークの耐障害性]を使用してセッションを構成している場合、 コンピュータが予期せずにシャットダウンし、 [終了の確認]プロンプトに応答できなくても、 リモートドメインノードを実行しているコンピュータがシャットダウンされない限り、セッションはアクティブのままです。