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Xマネージャ(スタンドアロン)の[リモートセッションサービス]

このダイアログボックスを表示するには?
  1. X Managerで、左側にある[セッションの定義]の下のセッション定義を選択します。

  2. 右側の[セッションの定義]画面で、[全般]タブをクリックします。

X Managerからリモートセッションサービス機能を構成して、遅延の多いネットワークや帯域幅の狭いネットワークのパフォーマンスを上げることができます。段階的な手順については、「スタンドアロンモードでの分散セッションの構成方法」を参照してください。

メモ

既定の[リモートセッションサービス]オプションは[なし]です。この場合、X Managerをインストールすれば、追加設定は必要ありません。[遅延の多いネットワークのパフォーマンス]を構成するには、Xクライアントホスト(このホストに高速接続しているLinuxコンピュータ)にReflection Xのリモートセッションサービス機能をインストールする必要があります。

オプションは次のとおりです。

オプション 説明
[なし] このオプションを設定すると、すべてのセッションプロセスがX Managerワークステーションで実行されます。
遅延の多いネットワークのパフォーマンス このオプションを使うと、遅延の多いネットワークを介してXクライアントに接続する際のパフォーマンスを改善することができます(主に、X ManagerワークステーションがXクライアントのホストコンピュータから遠く離れている場合)。

メモ

次の項目により、リモートセッションサービスを実行するホストへの接続が構成されます。これらのいずれかを省略すると、接続時にリモートセッションサービスホストに対する認証のためのプロンプトが表示されます。必要な場合は、この後に、X クライアントホストに対する認証のための 2 つ目のプロンプトが表示されます。

オプション 説明
[ホスト名] リモートセッションサービス機能をインストールしたLinuxホストです。
[ユーザ名] このホストで有効なユーザアカウントです。
[パスワード] (オプション) 指定したアカウント用のパスワードです。このパスワードは、Reflection X データベースに保存されます。
パスワードは、プレーンテキスト形式で保存されます。 また、ホストでパスワードが変更されるたびにこの値を更新する必要があります。パスワードを保存したくない場合、リモートセッションサービス(サービス)をXクライアントホストにインストールしているときは、同じくリモートセッションサービスと呼ばれる接続方法を使用することができます。これにより、パスワードを保存することなく、1 つのプロンプトでログインできます。詳細については、「低速ネットワークでのパフォーマンス向上」を参照してください。
[圧縮] ドメインノードとワークステーション間を通過するXプロトコルを圧縮するかどうかを選択します。
無効]を選択すると、帯域幅よりもCPUやメモリの制限が厳しい場合のパフォーマンスが向上する可能性があります。
ダイナミック]は、帯域幅がパフォーマンスに影響するほど低い場合にのみ圧縮を有効にします。このオプションが選択されている場合、Reflection Xは、プロトコルルータから各リモートXサーバに転送されるデータの帯域幅を測定し、帯域幅の不足時に自動的にプロトコルを圧縮します。
常時]が既定です。これは、CPUとメモリのリソースよりも帯域幅の制限が厳しい場合のパフォーマンスが向上する可能性があります。
スライダコントロールでは、圧縮レベルを制御できます。圧縮レベルを高くすると、パフォーマンスは向上しますが、品質も低下します。
メモ: ほとんどの場合、既定の圧縮レベルではパフォーマンスと品質のバランスが最適化されています。

動作方法

プロトコルルータは、Reflection Xサービスを実行しているリモートLinuxシステム上で実行されます。プロトコルルータは、Reflection X サービスを実行しているリモート UNIX システムで実行されます (このサービスは、[リモートセッションサービス] 機能のインストール時にインストールします)。Reflection Xはネットワーク接続の遅延を測定して、プロトコルルータを含むヘッドレスXサーバを作成するかどうかを決定します。

  • 遅延が少ない(10ミリ秒以下)場合は、X ManagerワークステーションにXサーバディスプレイが作成され、ここにプロトコルルータからすべてのプロトコルが直接転送されます。

  • 遅延が10ミリ秒より大きい場合は、X ManagerワークステーションにXサーバディスプレイが、プロトコルルータにヘッドレスXサーバが作成されます。この構成では、多くのプロトコルクエリを短絡化することで、ネットワーク経由でワークステーション上のXサーバディスプレイに渡す必要のあるラウンドトリップ数とデータ量を削減することができます。

  • Reflection Xで定期的に遅延を測定し、ネットワークパフォーマンスの変化を検出します。ヘッドレスXサーバを実行中の場合、遅延が5ミリ秒より小さくなるとこのサーバは破棄され、遅延が再び10ミリ秒を超えると再開されます。

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