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用語集

帯域幅

ネットワークでのデータ転送率で、チャネル経由で転送できる情報の最大量 (Kbps または Mbps) を示します。

暗号

暗号とは暗号化アルゴリズムのことです。選択した暗号によって、Secure Shell 接続の確立完了後に送信されるデータの暗号化に使用される数学アルゴリズムが決定されます。

クライアントコネクタ

X クライアントから送られた接続要求を受け入れ、X クライアントから受信した X プロトコル要求をプロトコルルータに転送します。さらに、クライアントコネクタは、プロトコルルータから X プロトコル応答、イベント、およびエラーを受信し、適切な X クライアントに転送します。

クライアント定義

ホスト上で1つ以上のXクライアントアプリケーションを起動するための構成情報が含まれています。

カラースキーム

カラースキームは、X クライアントが要求した色名の文字列を RGB (赤、緑、青) 値に変換します。

コンプレッサ

Xプロトコルメッセージの圧縮、ネットワーク上での送信、復元、および転送を行います。

制御Xサーバ

セッション内で、キーボードおよびマウス入力を制御する X サーバ。

定義

セッションの内容を構成するための一連の関連する設定。定義はローカルに保存される場合と、ドメイン内に保存される場合があります。定義の種類には、XクライアントXDMCP接続ラウンチグループ、およびセッション定義が含まれます。

定義ファイル

定義ファイル(*.rxd)には、Reflection Xの構成情報がXML形式で含まれます。このファイル形式を使用して、Reflection Xとの間で設定をエクスポートおよびインポートします。

分散Xセッション

セッションコンポーネントが複数のコンピュータ上で実行している X セッション。

ドメイン

Reflection Xドメインは、1つまたは複数のコンピュータで構成され、これらのコンピュータ上でXセッションコンポーネントが実行され、負荷分散されます。またドメインは、これらのコンピュータ上で X セッションを実行したり共有したりできるユーザのグループも定義します。

ドメインコントローラ

この用語は、ドメインコントローラソフトウェアコンポーネントを実行しており、ユーザの認証やドメインノードでのセッションコンポーネントの開始・停止、また設定の集約保存を担うコンピュータに適用されます。

ドメインノード

管理者がReflection Xドメインに含めた、Reflection Xがインストールされているコンピュータ。

フォントコレクション

一連のフォントファイル、またはフォントサーバへの参照。フォントコレクションは個人用のものか、公開されたもののいずれかになります。

ヘッドレス X サーバ

ディスプレイを持たない、特別なタイプの X サーバ。ヘッドレスサーバは、表示内容をメモリに保持し、他の X サーバが接続されていない間もセッションを「稼動」状態に保ちます。また、特定の X プロトコル要求の冗長な往復を取り除くためにも使用できます。

IME (入力方式エディタ)

入力方式エディタは、キーボードで入力できない文字や記号を入力するためのアプリケーションです。

内部認証

ドメイン機能にユーザアクセスを与える、Reflection Xによって使用される独自の認証システム。ドメインが内部認証を使用するよう構成されている場合は、Reflection Xは、システムによって承認されているユーザ名とパスワードの内部データベースを保持します。

JVM

Java仮想マシン。Java バイトコードを解釈して実行する仮想マシン。Reflection XはJavaアプリケーションであるため、Reflection Xが実行されるすべてのコンピュータにJVMが存在している必要があります。

キーコード

Xウィンドウシステムでは、個々の物理キーのすべてが、「キーコード」と呼ばれる8~255の範囲の番号と関連付けられます。キーコードは、キー上に印字されている場合のある特定の文字や用語ではなく、キーのみを特定します。(「X Keysym」を参照してください。)

keysym

「X Keysym」を参照してください。

遅延

操作が開始されてから効果が出るまでの待ち時間です。ネットワークでのデータパケットの受信の遅れにはいくつかの原因があります。たとえば転送メディアや送受信ポイント間にあるネットワークデバイスの数などです。通常、ワークステーションとホスト間の物理的な距離が長くなるほど、遅延が発生する可能性が高くなります。

パスフレーズ

パスフレーズはパスワードに類似していますが、一連の語句、句読点、数字、空白、任意の文字列を組み合わせたフレーズを使用できる点が違います。パスフレーズは、秘密鍵や鍵エージェントなどの保護されたオブジェクトへのアクセスを制限して、セキュリティを向上させます。

PKCS

PKCS (Public Key Cryptography Standards:公開鍵暗号標準の略)は、RSA研究所によって考案および公布された、公開鍵暗号の実装間の互換性を確保可能な一覧の標準です。各 PKCS 標準では、特定の暗号化用途の仕様が定められています。Reflection Xは、次のPKCS規格を使用しています。

PKCS#5は、Reflection Xデータベースに格納されている秘密鍵にパスワードベースの暗号化を提供するために使用されます。

PKCS#11は、スマートカードやUSBトークンのようなハードウェアデバイスを使用する認証サポートを提供しています。

PKCS#12は、証明書および関連する秘密鍵の保管と送信に使用されます。この形式のファイルの拡張子は、通常、*.pfxまたは*.p12です。

個人用定義

作成したユーザ以外は見ることのできない (X クライアント、XDMCP 接続、ラウンチグループ、またはセッションの) 構成の設定。個人用定義は、作成したユーザであれば読み取りおよび書き込みが可能です。

プロトコルルータ

クライアントコネクタから X プロトコル要求を受信し、セッション内のすべての X サーバに転送します。要求およびデバイスイベントの処理を同期化し、セッション内のすべての X サーバが同一の状態に保たれるようにします。

公開定義

管理者によって、Reflection Xドメイン内のユーザが利用できるように設定された(Xクライアント、XDMCP接続、ラウンチグループ、またはセッションの)構成の設定。公開定義は、管理者は読み取りおよび書き込みが可能で、他のすべてのユーザは読み取りのみが可能です。

Reflection X サービス

ドメインコントローラ、ドメインノードとして構成できるか、リモートセッションサービス機能に対応できるコンピュータ上のサービス(またはデーモン)です。(対応するサービスは、インストールした機能によって異なります。)

リモートセッション

リモートセッションでは、Reflection Xセッションプロセス(クライアントコネクタとプロトコルルータ)がX ManagerやX Manager for Domainsとは別のコンピュータで実行されます。

セッション

実行中のセッションは、セッションの定義によって決定される構成を持つ複数の実行コンポーネント (クライアントコネクタ、プロトコルルータ、および X サーバ) から成ります。実行中のセッションは、X クライアントアプリケーションが接続されている場合も接続されていない場合もありますが、セッションが実行されていないと、クライアントアプリケーションを表示できません。既定のセッション定義を各 X クライアントアプリケーションと関連付けたり、クライアントの起動時にセッション名の入力が必要となるようにこれらの定義を構成できます。関連するセッションがまだ実行されていない場合、クライアントを起動するとReflection Xでセッションが開始されます。

セッションの定義

Reflection Xによる接続の管理および表示方法に影響する設定の組み合わせ。既定のセッション定義を各Xクライアント(XDMCP接続など)と関連付ける、またはクライアントの起動時にセッション名の入力が必要となるようにこれらの定義を構成できます。関連するセッションがまだ実行されていない場合、クライアントを起動するとReflection Xでセッションが開始されます。

単体のXセッション

すべてのセッションコンポーネントが 1 台のコンピュータ上で実行している X セッション。

サスペンドされた X セッション

実行中の X セッションで、現在関連付けられている X サーバディスプレイを持たないもの。ユーザがセッションから抜けると、表示状態はドメイン内のメンバノードのメモリに保持されます。

X 管理コンソール

X Administrative ConsoleはReflection Xドメインの構成、管理用の管理ツールです。このツールを使用して、ドメイン、共有クライアント、およびセッション定義へのユーザアクセスを制御できます (負荷分散の構成やセッションの監視など)。

X Keysym

「X Keysym」は、キーキャップ上の記号をエンコードしたものです。一連の定義済み X Keysym には、ISO ラテン文字セット、カタカナ、アラビア文字、キリール文字、ギリシャ文字、技術文字、出版文字、APL 文字、ヘブライ文字、タイ文字、ハングル、およびキーボードにあるその他のキー ([Return]、[Help]、[Tab] など) が含まれます。

X Keysym のリストは、各キーコードに関連付けられています。このリストは、対応するキー上の一連の記号を伝えるためのものです。KeyPress イベントから X Keysym を得るための標準ルールでは、キーコードに関連付けられた最初の 4 つの X Keysym だけが使用されます。Shift および ModeSwitch (AltGr) 修飾子の状態に応じて、最初の 4 つの X Keysym のいずれかが選択されます。

X マネージャ

ローカルでXセッションの構成と起動を行えるようにするReflection Xツール。セッションを共有することもできます。このツールは、Reflection X ドメインを使用しません。また、ユーザはセッションを抜けたり、再参加することはできません。

X マネージャ (ドメイン接続用)

データベース内にセッションの定義を格納する Reflection X ドメインに接続するアプリケーション。X セッションはローカル、またはドメインノード上で実行されます。ドメインノード上で実行される場合、フェイルオーバーとプロトコルの圧縮に対応します。セッションを共有できるほか、ユーザはセッションを抜けたり、再参加したりすることができます。

X サーバ

X クライアントアプリケーションの画面表示を行うセッションコンポーネント。制御 X サーバは、キーボードやマウスといった、入力デバイスの管理も行います。実行中の各セッションには、1 つ以上の実行中の X サーバが含まれます。

X サーバディスプレイ

表示用ディスプレイを持つ X サーバのことで、ディスプレイを持たないヘッドレス X サーバに対して「ビューア」とも呼びます。

XDMCP

XDMCP (X ディスプレイマネージャコントロールプロトコル) は、X サーバでのリモートデスクトップの表示に対応します。XDM (X ウィンドウディスプレイマネージャ) は、リモートホストで構成される必要があります。

XIM サーバ

XIM (X Input Method)は、構成された文字の入力に対応しているX11プロトコルです。Reflection XのXIMサーバで、Reflection Xワークステーションで実行されているIMEから構成されたテキストを取得し、このテキストをXIMを認識するXクライアントに渡すことができます。(Reflection Xでは、ご使用のオペレーティングシステムに含まれる可能性のある他の入力方式(XIMPやSCIMなど)に対して、構成されたテキストを渡すことはできません)。