Xクライアントの構成
多くの場合、インストールされているサンプル定義を使用して最初の接続を行い、その後、他のクライアントに接続するためのモデルとしてこのサンプルを使用することができます。詳しくは、「サンプル定義によるXクライアントアプリケーションの起動」を参照してください。サンプル定義を使用せずに新しいクライアントを構成するには、以下の手順を使用してください。
接続の構成
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[Xクライアント]の横のプラスボタンをクリックして、新しいクライアント定義を作成します。
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[名前] に、このクライアント定義のわかりやすい名前を入力します。
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[ホスト名]に、X クライアントアプリケーションをホストするコンピュータの名前と IP アドレスを指定します。
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ドロップダウンリストから [ホストの種類] を選択します。選択されたホストの種類は以下に影響します。
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[コマンド] ドロップダウンリストに表示されるサンプルコマンドの構文と選択。
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ユーザベースの認証に使用する既定の xauth コマンドです。([詳細設定] をクリックしてこのコマンドの表示または編集を行います。)
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(Telnet および Rlogin の場合) 既定のログインシーケンスです。([詳細設定] をクリックしてログインシーケンスの表示または編集を行います。)
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[接続方法] を選択します。既定値は[Secure Shell]です。このほか、[Telnet]、[Rexec]、[Rlogin]、および[Rsh]を選択できます。
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(オプション) [ユーザ名] に値を入力します。[ユーザ名] を空白にしておくと、接続時にユーザ名の入力を求められます。
メモ
Telnet、Rexec、またはRloginを構成する際には、パスワード入力のオプションもあります。パスワードはプレーンテキスト形式でReflection Xのデータベースとエクスポートされる定義ファイルに格納されます。パスワードを空白にしておく方が安全です。接続時にパスワードの入力を求められます。
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[アプリケーション] は、既定の選択 [単一コマンド] のままにしておきます。このオプションを使用すると、サンプルコマンドにアクセスできます。[複数コマンド] が選択されている場合は、サンプルコマンドを使用できません。ほとんどの場合、起動するクライアントごとに新しいクライアント定義を作成するのが最も簡単な方法です。
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[コマンド] フィールドの下矢印をクリックして、選択したホストの種類用のサンプル コマンドのリストを表示します。最初のテストの場合は、リストに示されているコマンドのいずれか (
xterm
など) の使用を試みることをお勧めします。このコマンドが正常に機能する場合は、ユーザ自身のクライアントアプリケーションを起動するようにコマンドを変更できます。コマンドの構成の詳細については、この手順を参照してください。 -
[セッション]リストから、このクライアントの起動時に開始する既定のセッション定義を選択します。
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GNOME 3のデスクトップに接続している場合は、「GNOME 3デスクトップセッション定義の要件」に示されているように、GNOME 3のデスクトップの要件を満たすセッション定義を指定します。
Xターミナルデスクトップ(GNOME 3)
のサンプルセッション定義が[セッション定義]のXマネージャウィンドウに表示されている場合は、このセッション定義を指定できます。このリストが表示されていない場合は、テンプレートファイルlinux_gnome3_templates.rxd
をインポートすることによって追加できます。(「インストールされたテンプレートのインポート」を参照してください。)別の方法として、新しいセッション定義を作成して使用することもできます。新しいセッション定義は、GNOME 3デスクトップの要件を満たすように設定されています。(「サンプル定義」を参照してください。)
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クライアントコマンドがKDE、CDE、GNOMEなどのデスクトップ環境を起動する場合は、[クライアントをX端末のデスクトップに表示する]がオンに構成されたセッション定義を選択します。「X端末のデスクトップ」というサンプルセッションがこの設定を使用します。これらのクライアントの場合は、[常に新しいインスタンス上で起動]もオンにします。
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クライアントアプリケーションをデスクトップで実行する場合は、[クライアントをデスクトップに表示する]がオンに構成されたセッション定義を選択します。「My desktop」というサンプルセッションがこの設定を使用します。
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(オプション )[詳細設定] をクリックして接続の追加設定を構成します。使用できるオプションは、接続方法によって異なります。
クライアントコマンドの構成
[コマンド]リストのサンプルコマンドを元にして、ユーザ自身のコマンドを作成します。これらのサンプルコマンドは、マクロ(%IP#%
など)の使用法を示します。マクロは、クライアントホストへのコマンドの送信時に適切な値に置き換えられます。ディスプレイのIPアドレス、ディスプレイ番号、ディスプレイのホスト名、およびその他の情報の指定にマクロを使用できます。対応しているマクロ一覧およびその説明については、「マクロ用Xクライアントコマンドのリファレンス」を参照してください。
以下の例は、コマンドライン構文の頻繁に使用される機能を示しています。
以下のコマンドでは、%IP#%
マクロを使用して、クライアントディスプレイに使用する IP アドレスとディスプレイ番号を指定します。
xterm -display %IP#%
次の例では、画面番号を追加します。
xterm -display %IP#2%
この例では、コマンドにアンパサンドを追加して括弧で囲みます。この構文は、Reflection Xのサンプルコマンドに含まれています。コマンドをホストに送信する際、このコマンドはバックグラウンドのサブシェルで実行されます。この形式は、Telnet 接続でアプリケーションを継続実行する際にも必要な場合があります。
(/usr/bin/xterm -display %IP#% &)
この最後の例では、固有のセッションD-Busが必要な最新のLinuxオペレーティングシステム環境でXクライアントを起動する方法を示します。(「最新のXクライアント定義要件」。)
(dbus-run-session -- gnome-terminal --display=%IP#% --wait &)
メモ
括弧とアンパサンドは、ほとんどの接続で省略できます。Secure Shell セッションでこの構文を使用すると、コマンドをホストに送信する前にアンパサンドが削除されます。(X11 転送では、末尾のアンパサンドには対応していません。)
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