最新のXクライアントの接続に関する問題
最新のLinuxオペレーティングシステムを実行しているホストからXクライアントを起動する際に発生する問題は、診断が困難な場合があります。これらのトラブルシューティングのヒントを使用してXクライアントを正常に起動し、クライアント接続に関する一般的な問題を解決します。
Linux-gnome-terminalクライアントは、Waylandディスプレイサーバがインストールされているリモートシステムに接続すると、GNOME 3デスクトップまたは「マイデスクトップ」から起動できません。
次の設定を確認します。
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次のように、Xクライアントコマンドの前に必ずdbus-run-session--を付けてください。(GNOME 3環境のXクライアントには、固有のD-Busセッションが必要です。)
(dbus-run-session -- /usr/bin/gnome-terminal --display=%IP#% --wait)
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gnome-terminal(バージョン3.27.1以降)を起動する場合は、以下に示すように、必ず
--wait
コマンドライン引数を指定してクライアントを起動してください。そのようにしない場合、gnome-terminalはサーバープロセスを切り離し、ターミナルXクライアントがXサーバに接続する前にネットワークセッションが終了することがあります。(dbus-run-session -- /usr/bin/gnome-terminal --display=%IP#% --wait)
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端末またはXクライアントがReflection Xデスクトップではなくリモートホストコンソールに表示される場合は、次のようにクライアントコマンドの前に
GDK_BACKEND=x11
を付けます。(GDK_BACKEND=x11 dbus-run-session -- /usr/bin/gnome-terminal --display=%IP#% --wait)
XクライアントがReflection Xデスクトップに表示されるまでに時間がかかる
クライアントコマンドの前にNO_AT_BRIDGE=1
を付けて、クライアントによるアクセシビリティバス(a11y)への接続を無効にしてみてください。
(NO_AT_BRIDGE=1 dbus-run-session -- /usr/bin/gnome-terminal --display=%IP#% --wait)
リモートホストにNVIDIAなどの専有のビデオドライバがインストールされている場合にXクライアントの起動に失敗する
次のようにコマンドを起動する前に、環境で__GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=mesa
を設定してみてください。
(__GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=mesa glxgears &)