以前のバージョンのReflection Xからのアップグレード
以前のバージョンのReflection X (または、機能としてReflection Xが含まれる製品)からアップグレードする場合は、次の点に注意してください。
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インストール済みのバージョンをインストールしたまま、最新インストーラを実行できます。以前のバージョンは、インストールプロセスの一部としてアンインストールされます。Reflection X 5.1以降からアップグレードする場合は、既存の設定が保持され、アップグレード後に自動的に使用されます。データベースファイルは、Reflection Xの最初の起動時に、最新バージョンに移行されます。Reflection X 5.0以前のバージョンからアップグレードした場合、設定は自動的に移行されません。(「バージョン4.2以前から17.0以降への移行」および「バージョン5.0から16.2移行への移行」を参照してください。)アップグレード前のバージョンに関係なく、スタートメニューのショートカットは新しいMicro Focus Reflectionフォルダに移動されます。
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Reflection Xは、バージョン5.1以前に使われていたものとは別の場所にユーザデータ(スタンドアロンX Managerのデータベースファイルやユーザログファイル等)を保存します。ドメインデータベース用のデータ場所は変わりません。
以前のバージョンをアンインストールせずにインストールすると、Reflection Xは、以前のバージョンのユーザデータの場所にデータを保存し続けます。
メモ
以前のバージョンが 5.0以前の場合、Reflection Xは設定を自動的に移行しません。
インストールする前に以前のバージョンをアンインストールした場合、Reflection Xは現在のバージョンの既定のデータベースの場所を使用します。以前のバージョンが
5.0以前の場合、Reflection Xは設定を自動的に移行しません。「バージョン5.0から16.2以降への移行」の説明に従って、設定を以前のバージョンからコピーする必要があります。
詳細については、「Reflection Xデータファイル」を参照してください。
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単体の X マネージャで [リモートセッションサービス] 機能を使用して分散セッションを構成する場合は、すべてのコンポーネントを同時にアップグレードする必要があります。この機能は、異なるバージョンの混在に対応していません。
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Management and Security Server管理コンソールでセッションを配布する場合は、「Management and Security Serverセッションのアップグレードの管理」の情報を参照してください。
バージョン4.2以前から17.0以降への移行
Reflection X 17.0は、eXistデータベースの移行をサポートしていません。バージョン4.2以前からバージョン17.0以降に移行する場合は、次に示されているように、4.2バージョンをアンインストールする前に、データベースファイルをエクスポートしてください。
バージョン4.2以前をバージョン17.0以降にアップグレード
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Reflection Xバージョン4.2をアンインストールする前に、4.2 .rxdファイルをエクスポートしてください。
エクスポートの詳細については、「定義のエクスポート」を参照してください。
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バージョン4.2をアンインストールします。
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バージョン17.0(またはそれ以降)をインストールします。
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Xマネージャを起動します。
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4.2 .rxdファイルをバージョン17.0(またはそれ以降)にインポートします。
インポートの詳細については、「定義のインポート」を参照してください。
バージョン5.0から16.2以降への移行
バージョン5.0からバージョン16.2以降に移行する場合は、次に示されているように、5.0バージョンをアンインストールする前に、データベースファイルをエクスポートしてください。
バージョン5.0をバージョン16.2以降にアップグレード
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バージョン5.0をアンインストールします。
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バージョン16.2(またはそれ以降)をインストールします。
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%userprofile%\.attachmate\rx\db\*
ディレクトリを%userprofile%\Documents\Micro Focus\Reflection\db\
にコピーします。 -
Xマネージャを起動し、データベースをアップグレードします。
Reflection Xドメインのアップグレード
証明書とバージョン16.2以前からのドメインのアップグレード
Reflection X 17.0+ ドメインコンポーネントは、バージョン16.2以前のドメインコンポーネントおよび証明書との下位互換性がありません。バージョン16.2からアップグレードする場合は、次のように古い証明書を削除し、ドメインコンポーネントを再インストールする必要があります。
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「ドメインノードの削除」に示されているように、
rxsconfig
を使用して、すべてのノードをドメインから削除します。 -
「Reflection Xサービスの開始と停止」に示すように、ドメインコントローラおよび任意のドメインノードでMicro Focus Reflection Xサービスを停止します。
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ドメインコントローラおよびドメイン内のすべてのノードを識別するデジタル証明書(
\*.cer
ファイル)および秘密鍵(証明書と同じベースファイル名を持つファイル拡張子のないファイル)を削除します。これらのファイルは、各ドメインマシンのReflection X Serviceconf
ディレクトリ内にあります。(「Reflection X サービスの構成ファイル」および「Reflection Xドメインで使用するデジタル証明書のアップグレード 」を参照してください。)注意
conf
フォルダ内のXMLファイルは削除しないでください。 -
ドメイン内のすべてのマシンにReflection X 17.0をインストールします。
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「ドメインノードの設定」に示すように、
rxsconfig
を使用してノードに再参加します。
Linuxシステム上のドメインコンポーネントのアップグレードと別のディレクトリへのインストール
Reflection X 18.0以降では、ドメインノード、コントローラ、およびサービスはreflectionxユーザの下で実行されます。Reflection 18.0+にアップグレードする際に、新しい場所にインストールする場合は、新しいインストール場所にコピーされたフォルダが新しいユーザによって所有されている必要があります。
メモ
以前のバージョンとは異なるディレクトリにアップグレードをインストールしない場合、Reflection Xインストーラは、これらの手順を実行せずにすべてを処理します。
新しいインストール場所にアップグレードする際に、以前のReflection Xデータが正しいユーザによって所有されていることを確認するには、2つの方法があります。
インストーラを使用してファイルを自動的に設定する:
- 環境設定ファイル(「conf」、「db」、および「logs」フォルダ)のバックアップを作成します。
- Reflection X 18.0インストーラを実行する前に、インストール先の新しいフォルダパスを作成し、以前のデータをその中に移動します。
- Reflection Xインストーラを実行すると、インストーラによってファイルのユーザ所有権が自動的に変更されます。
インストール後にファイルを手動で修復する
- 環境設定ファイル(「conf」および「db」フォルダ。必要に応じて、「logs」フォルダも含む)のバックアップを作成します。
- Reflection Xインストーラを実行し、新しい場所にインストールします。
- 古い環境設定データを新しい場所にコピーします。これには、「db」、「conf」、および「logs」フォルダの内容が含まれます。
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ルートとして、次のコマンドをrootとして実行して、これらのフォルダの所有権を新しいreflectionxユーザに変更します。
chown -R reflectionx:reflectionx db
chown -R reflectionx:reflectionx conf
chown -R reflectionx:reflectionx logs
Reflection Xのバージョンの確認
バージョン情報を確認するには、[ヘルプ]>[Xマネージャのバージョン情報]の順に移動します。表示される情報は、常に、現在インストールされているバージョンを示しています。より古いバージョンのドメインコントローラに接続している場合は、ここでも、現在実行中のバージョンが示されます。Windowsでは、Reflection Xが、Reflection Desktopインストーラの1つの機能としてインストールされており、この情報も示されます。
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