ドメインおよびスタンドアロンの操作モード
Reflection Xは、「スタンドアロン」モードまたは「ドメイン」モードのいずれかで実行できます。
スタンドアロンモード
スタンドアロンモードは、既定でインストールされる単一のアプリケーションであるXマネージャで提供されます。このモードでは、1つのアプリケーション(X Manager)を使用してXホストとXクライアントにアクセスし、セッションの構成と共有、およびセッション状況の監視を行います。これらはすべて、自分のデスクトップから実行できます。
ドメインモード
Reflection Xをドメインモードで実行すると、スタンドアロンモードのすべての機能と、追加のドメインサービスにアクセスできます。ドメイン管理者は、X Administrative Consoleを実行してReflection Xドメインを構成および管理し、Xセッションのグループの負荷を分散してパフォーマンスを最適化します。ドメインユーザはX Manager for Domainsを実行してXホストとXクライアントにアクセスします。これらのアプリケーションは、Reflection X サービスを実行して共有データベースにセッション定義を保存する中央ドメインコントローラに接続します。許可されたドメインユーザは、Xセッションを起動できるほか、実行中のXセッションに参加したり、抜けたり、共有したりすることができます。管理者が作成したすべての公開定義を使用でき、また自分自身のみが使用できる個人用定義を作成することもできます。Reflection Xドメインの設定と構成については、「Reflection Xドメインの管理」を参照してください。
機能の比較
機能 | スタンドアロンモード(Xマネージャ) | ドメインモード(Xマネージャ(ドメイン接続用)) |
---|---|---|
GNOME 3デスクトップのサポート | はい | はい |
Xクライアントアプリケーションの起動と操作 | はい | はい |
XDMCP | はい | はい |
X11拡張機能のサポート | はい | はい |
低速ネットワーク環境でのパフォーマンス向上 | はい | はい |
統合されたSecure Shell | はい | はい |
FIPS 140-2認定暗号モジュール | はい | はい |
X.509証明書認証 | はい | はい |
ネイティブIMEサポート | はい | はい |
設定の一元構成 | はい | |
Xセッションを終了して再び参加 | はい | |
Xセッションの耐障害性 | はい | |
ドメイン認証サービス | はい | |
負荷分散 | はい |