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XDMCP接続定義

XDMCP 接続では、X ディスプレイマネージャコントロールプロトコルが、特定のホストマシン上で動作している XDM (X ディスプレイマネージャ) との通信に使用されます。これは、ホストが X 環境の構成方法とどの X クライアントを実行するのかを制御するということを意味します。このホストは、XDMCP に対応するように構成される必要があります。XDMCP セッションは、ユーザがホストからログオフするとリセットされます。

オプション 説明
[XDMCP 接続名] この接続定義の名前を入力します。
[型] ネットワークを介して要求を送信し、ホスト上の XDM クライアントを起動するために使用する XDMCP 方式の種類を指定します。
[ブロードキャスト]- Xサーバがリセットされてから、[ブロードキャストアドレス]の入力に基づいて、使用可能なすべてのホストに要求が送信されます。ディスプレイマネージャのうち、その要求を満たすものが応答します。
[直接]- Xサーバがリセットされてから、特定のホスト上で実行されているXディスプレイマネージャに要求が送られます。[ホスト名] を使用して、ホストの名前または IP アドレスを指定します。
[間接]- Xサーバがリセットされてから、最初の1つのホストだけに要求が送信されます。[ホスト名] を使用して、ホストの名前または IP アドレスを指定します。ホストでは、構成に応じて、以下の処理を行います。別のホストを選択したり、要求を別のホストに自動的に渡したり、XDM要求自体を処理したりするダイアログボックスを提供します。
ブロードキャストアドレス 既定では、XDMCPブロードキャストのアドレスは255.255.255.255となっており、これは「限定ブロードキャスト」と呼ばれています。限定ブロードキャストは、ルータによる転送は行いません。ネットワーク上のルータが、ユニバーサルブロードキャストは渡さず特定のサブネットブロードキャストだけを渡すように構成されている場合は、既定値を変更することによって、ブロードキャストをより多くのサブネットに到達させることができます。
複数のサブネットがある場合、XDMCP ブロードキャストがそのすべてに到達できるようにするために、このテキストボックスに複数の IP アドレスを指定することができます。エントリはカンマで区切ってください。
次の例では、「214.156.255.255」というサブネットの中のすべてのアドレスと、IPアドレスが「110.68.17.1」である特定のホストを一覧表示します。
214.156.255.255,110.68.17.1
ホスト名は、個々のホストに使用できます。サブネット志向型ブロードキャストを指定するには、IP アドレスを使用する必要があります。
[ホスト名] ホスト名またはIPアドレスを入力します。このオプションは、種類が [直接] または [間接] のときに使用できます。
[直接]が選択されている場合、X サーバは、ログインウィンドウの要求を指定されたホスト上のXDMに送ります。[間接]が選択されている場合、X サーバは、指定されたホストに要求を送り、その要求がほかのホスト上の従属ディスプレイマネージャに転送されることを期待します。最初のホスト(主要ディスプレイとして知られる)がその要求を受け入れることもあります。最初のホストに「選択ボックス」が表示され、使用可能なホストのリストが示されます。
[接続のタイムアウト] Reflection XがXDMCP接続を試行する最大秒数を設定します。値を 0 にすると待ち時間は無制限になります。
[既定セッション] セッションが実行中でないと、X クライアントアプリケーションを表示できません。ドロップダウンリストを使用して、このクライアントの既定のセッション定義を選択します。[<セッションのプロンプト>]をオンにすると、クライアントの起動時にセッションの選択を求められます。セッションがまだ実行されていない場合、クライアントを起動するとReflection Xでセッションが開始されます。
[XDMCP セッションの自動開始] X マネージャの起動時に XDMCP 接続を自動的に起動させるには、このオプションをオンにします。