マッピング
vClound 実行サーバーとして利用可能なテンプレートは、vCloud のローカル (パブリックでない) カタログにある vApp テンプレートに相当します。それらは、<カタログ名> - <vApp テンプレート名> として表示されます。
テスト実行に対する仮想環境をデプロイすると、新しい vApp が vCloud Director に作成されます。 その名前は、テンプレート名をベースに - for Silk Central <タイムスタンプ> を末尾に追加したものになります。
ゲスト OS のカスタマイズ要件
Silk Central 実行サーバーが正しく起動できるようにするために、以下に示すように 、ゲスト OS のカスタマイズを vCloud Director の vApp テンプレート仮想マシン プロパティでアクティブ化され、設定されている必要があります。実行サーバーがユーザー
セッションで開始されるように、VM リブートがゲスト OS のカスタマイズによって行われた後、Windows ログインが一度だけ行われるようにする必要があります。
- ローカル管理者パスワードを許可 と 管理者として自動的にログイン を有効化する
- パスワードを指定するか、vCloud に新たに生成させる
- 初回ログイン時にパスワードの変更を管理者に要求 を無効化する
- Windows 自身で、自動ログイン がアクティブになっていないとこを確認する (カスタマイズ リブートによりログインと実行サーバーの開始が二重に行われるため)
制限事項
- Silk Central vCloud との統合は、ローカル (パブリックでない) カタログにある vApp テンプレートのみ利用することができます。パブリック カタログは、組織をまたいでテンプレートをコピーしたり移動する際に使用することができますが、そこに含まれたテンプレートを
Silk Central で使用することはできません。テンプレートが他の組織で作成された場合、パブリック カタログにあるテンプレートから vApp を作成する際に潜在的問題が存在することが、この制限事項の理由です。テンプレートに関連した vDC と ネットワークが他の組織では有効でないためにこの問題が発生します。
- フェンス機能はサポートされません。Silk Central は、vApp 内の複数の VM が既知の IP アドレスを持ち、互いに通信しあうことはサポートしません。これは、デプロイされた VM それぞれが動的に新しい IP アドレスを取得するためです。
- Create Identical Copy 設定を持った vApp テンプレートはサポートされません。Silk Central で利用できるように vApp テンプレートを作成する場合は、vApp テンプレートのプロパティで、オプション Customize VM settings が有効になっていることを確認してください。このオプションをIdentical Copy に設定すると、Silk Central がこのテンプレートから vApp をデプロイしようとする際にエラーが発生します。このオプションは、vApp テンプレートを作成するときにのみ設定できることにご注意ください。
- vCloud REST API を公開する商用サービス プロバイダへのアクセスはテストされていませんが、機能する可能性があります。この統合は、プライベート クラウドとしてインストールされた VMware vCloud Director 5.5 を使用してテストされました。
- IP アドレスの競合を避けるため、ネットワーク アダプタを DHCP IP モードで設定した vApp テンプレートを格納してください。この設定がなされていないと、デプロイ後に最初に VM がブートしたときに、vApp マシンは、テンプレートを格納したときの古い静的
IP を持つことになります。VMware がゲスト OS のカスタマイズを行うときに、IP 設定が変更されてリブートされ、正しい IP が得られます。テンプレートでどんな設定がされていても、Silk Central は常に静的 IP プール モード (ゲスト OS のカスタマイズの後に適用される) を設定します、
- 仮想データ センター (vDC) で複数のネットワークを使用している場合、格納した vApp テンプレートで使用されるようにネットワークを設定します。Silk Central は、新しい vApp をデプロイするときに、正しい vDC ネットワークを選択するために、テンプレートの VM ネットワークで設定されたネットワークの名前と vDC ネットワークの名前を一致させます。
- テンプレート VM にインストールされている実行サーバーがバージョン 15.0 よりも古い場合、 As Process モードで実行する必要があります。