実行サーバーのインストール

実行サーバー

実行サーバーは、権限のあるユーザーによってスケジュールされた自動テストを実行します。ユーザーは、テスト実行に必要な実行サーバーと追加リソースを適切に設定しなければなりません。互いに独立に動作する複数の実行サーバーをインストールし設定することも可能です。デフォルト インスタンスでは、実行サーバーはポート 19124 を使用します。SSL を使用したセキュアな接続では、ポート 19125 も使用します。

エージェント コンピュータ:

Silk PerformerSilk Test Classic のエージェント コンピュータは、コントローラ コンピュータで使用できるエージェント コンピュータのプールから、特定の Silk Performer または Silk Test Classic プロジェクトに割り当てられます。Silk Central と組み合わせると、コントローラ コンピュータは実行サーバーの機能を果たします。
Silk Performer エージェント
Silk Performer エージェント コンピュータは、負荷テスト時に実行される仮想ユーザーのホストになります。必要な数の仮想ユーザーを実行できるように、エージェント コンピュータをいくつでも必要なだけ Silk Performer プロジェクトに追加できます。エージェントの構成は、Silk Performer を通じて行います。エージェントの設定の詳細については、Silk Performer のドキュメントを参照してください。
Silk Test Classic エージェント
Silk Performer エージェントが Silk Test Classic テストのホストとなる以外は、Silk Test Classic エージェントにも、Silk Test Classic エージェントと同じルールが適用されます。

実行サーバーの要件

実行サーバーに対する実際の要件と前提条件は、テスト対象アプリケーション (AUT) やテストのタイプに依存します。

負荷テストについては、Silk Performer の環境要件を参照してください。最小限の構成での負荷テストは、不正確な結果につながります。

機能テストについては、Silk Test の環境要件を参照してください。Web ブラウザのリプレイなど、集中的なテストについては、最小 2048 MB のメイン メモリが推奨されます。

Linux 実行サーバーは、 Java Runtime Environment 1.8 の最新バージョン が必要です。

注: 実行サーバーのバージョンが不適切な古いバージョンであっても、それが SilkCentral Test Manager 2009 SP1 よりも後である場合、その実行サーバーは最新の Silk Central バージョンに自動的にアップグレードされます。実行サーバーのリストの 情報 列に、アップグレードに関するメッセージが Silk Central によって表示されます。アップグレード手順が完了しない限り、そのアップグレード中の実行サーバーは使用されません。

実行サーバー上での Silk Performer の実行

Silk Performer 19.5 以降を Silk Central 実行サーバー 19.5 以降で実行した場合には、次のルールが適用されます。
  • Silk Performer 19.5 以降には、Silk Performer 実行用の JRE が含まれています。
  • これ以外の JRE を使って Silk Performer を実行する場合は、SccLtcVersionsConf.xml ファイルに JREPath タグを追加して JRE へのパスを指定します。例:
    <JREPath>C:\Program Files (x86)\Java\MyJre8.0</JREPath>
    注: JREPath タグを使って指定する JRE は、32 ビット JRE でなければなりません。
  • JREPath タグの SccLtcVersionsConf.xml ファイル内の階層は、CoreVersions > Entry > JREPath です。
  • Silk Performer の実行に 実行サーバー起動プログラム を使用する場合は、Silk Performer 19.5 をデフォルトのディレクトリ(C:\Program Files (x86)\Silk\Silk Performer 19.5)にインストールする必要があります。SccLtcVersionsConf.xml ファイルへの変更は、実行サーバーを再起動するときに 実行サーバー起動プログラム によって上書きされます。

つまり、インストールされている JRE と内部で使用する JRE ライブラリ間に依存関係はありません。ただし、32 ビット モードで実行サーバーを実行する必要がある場合を除きます。この場合は、実行サーバー起動プログラム または 実行サーバー パッケージ を使って、ユーザーがインストールした 32 ビット JRE 上で、実行サーバーを実行する必要があります。デフォルトでは、実行サーバーは 64 ビット モードで実行します。