アトミックなデータ駆動型テストとアトミックでないデータ駆動型テスト

データ駆動型テストを計画するときには、まず、Silk Central では以下の 2 種類のデータ駆動型テストがあることを知っておく必要があります。
アトミックなデータ駆動型テスト
データ ソースのすべてのデータ行から 1 つのテスト結果が生成されます。つまり、各データ行の実行がすべて成功した場合にしか、テストは成功になりません。1 つのデータ行の実行が失敗になると、テスト全体が失敗とされます。
アトミックでないデータ駆動型テスト
データ ソースの各データ行が独立したテストとして表されます。つまり、データ行ごとに合格または失敗というテスト結果が出ることになります。たとえば、データ ソースが 4 行からなるスプレッドシートだとすると、親テストとして作成した元のテストの他に、4 つの子 (データ行ごとに 1 つずつ) が新たに作成されます。

データ駆動型テストの作成についての詳細は、「データ駆動型テストを作成する」を参照してください。

このプロセスで作成された親テストには、パラメータは関連付けられません。親テストは、子テストの構造を表すインスタンスとなるだけであり、実際のテストとしては機能しないからです。データ ソース内のすべての値は、親テストの データ駆動型プロパティ セクションに一覧表示されます。

親テストを要件に割り当てるときに、要件に対するリンクが継承されるのは、アトミックなデータ駆動型テストを使用する場合だけです。

アトミックでないデータ駆動型テストの親テストを、セットアップ用またはクリーンアップ用のテスト実行に割り当てることはできません。このような親ノードはフォルダとして扱われるからです。ただし、子ノードのいずれかを割り当てることは可能ですし、アトミックなデータ駆動型テストをセットアップ用またはクリーンアップ用のテスト実行に割り当てることもできます。

データ ソースの制約についての詳細は、「データ ソースの制約」を参照してください。