テスト ステップの種類

ビジュアル テストの各ステップでは、テスト アプリケーションのコントロールに対する操作の実行、複合条件の評価、または単にビジュアル テストへのブックマークの挿入など、特定の操作が実行されます。テスト ステップ ペインの ステップ 列では、対応するステップが実行する操作の説明が記述されています。

一般的なテスト ステップは、テスト アプリケーションのコントロールに対して操作を実行しないテスト ステップです。ビジュアル テストで利用できる一般的なテスト ステップの種類を以下の表に示します。

ステップ テキストの内容 説明
<<開始>>および<<終了>> ビジュアル テストの最初のステップと最後のステップです。ビジュアル テストで使用される受け渡し変数のプロパティは、<<開始>> ステップのプロパティに表示されます。
検証 ステップの 条件 プロパティに規定された条件を検証します。
If/Else/Else If/End If

ユーザー定義の条件を評価して条件の戻り値に応じて一連のテスト ステップを実行する判断ロジックを実行します。

If テスト ステップがビジュアル テストに挿入されると、対応する End If テスト ステップも挿入されます。

ビジュアル テストの再生 ステップに関連付けられている再生設定プロパティを使用して、指定されたビジュアル テストを再生します。
.NET スクリプトの再生 ステップに関連付けられている再生設定プロパティを使用して、指定されたスクリプトを再生します。
プログラムの実行 ステップの コマンド プロパティの設定に基づいて、外部プログラムを起動します。
式を実行して評価し、その結果を変数に設定します。
結果コメント ビジュアル テストの再生時に指定されたコメントを作成して、結果に送信します。コメントには、テキスト、式の値、アクティブ データ ファイル、または式の結果を使用でき、テストの 結果の詳細 タブの コマンドの詳細 列に表示されます。
ラベル'ラベル名'

ステップをラベルとして設定します。ステップのテキストは、ステップの ラベル プロパティに設定されるラベルの名前です。

ラベルを使用すると、テスト内の特定の領域やステップをブックマークし、テスト フローや再生を制御できます。

エラー処理 エラー処理を実行します。ステップの 実行する操作 プロパティによって、エラー処理が有効になっているときにエラーが発生した場合のテストの動作が決まります。エラー処理が有効になっているときにエラーが発生した場合、ステップの 資産 プロパティを使用して、別のテストを再生することができます。
メッセージ ボックス 再生中にテスト担当者に対してメッセージ ボックスを表示します。メッセージ ボックスの内容は、ステップに設定されているプロパティ値で決まります。
再生設定の設定 実行環境の再生設定を特定の値に変更します。この値は、テスト ステップの 再生設定 プロパティで設定されます。値は、そのビジュアル テストの再生に対してのみ、値がリセットされるまで有効です。
再生設定の取得 実行環境の再生設定を取得して、取得した設定を変数に設定できるようにします。
コントロールの "" プロパティの取得 空のステップを挿入し、そのステップを使用してテスト アプリケーションのコントロールからプロパティをキャプチャして、変数に設定します。プロパティ ペインの 識別 ボタンを使用してコントロールをキャプチャし、コントロールの特定のプロパティを選択します。
ラベルへ移動します 指定されたラベル ステップにジャンプして、再生します。
待機 コントロールの存在または消滅を監視します。監視するコントロールは、リテラル、変数、式、またはアクティブ データとして表すことができます。タイムアウト プロパティで待機時間を指定します。
停止 再生を完全に停止します。通常、停止は「If」ステップなどの条件ロジックで使用されます。
遅延 ステップの 遅延時間 プロパティで指定されている時間だけ再生を一時停止します。ステップの 遅延タイプ プロパティは、時間の単位(秒またはミリ秒)を決定します。
タイマー番号の開始

タイマーを作成して開始します。

タイマーを使用して、ビジュアル テスト全体またはその一部の再生に要する時間を測ります。1 つのビジュアル テストで複数のタイマーを使用できます。

タイマー番号の停止

ステップの タイマー番号 プロパティで指定されたタイマーを停止します。

タイマーを使用して、ビジュアル テスト全体またはその一部の再生に要する時間を測ります。1 つのビジュアル テストで複数のタイマーを使用できます。

タイマーの再開 ステップの タイマー番号 プロパティで指定された、停止中のタイマーを再開します。
eCATT 引数の取得

SAP eCATT 引数コンテナから引数の値を取得します。この値は、eCATT スクリプトからビジュアル テストに渡されます。

このステップでは、SAP eCATT スクリプトから渡される、事前定義のインポート引数に変数を渡します。

Silk Test Workbench がインストールされているコンピュータに SAP eCATT をインストールすると、eCATT 変数値が取得可能になります。

eCATT 引数の設定

SAP eCATT スクリプトに渡す引数の値を設定します。

このステップでは、SAP eCATT スクリプトに渡すことのできる、事前定義のエクスポート引数に変数を渡します。

Silk Test Workbench がインストールされているコンピュータに SAP eCATT をインストールすると、eCATT 変数値が設定可能になります。

アクティブ データ ファイル " に値をに直ちに保存します ステップの実行時に、指定されたアクティブ データ資産に対して更新された関連データを保存します。
アクティブ データ ファイル '' に値を保存しません 指定されたアクティブ データ ファイルから更新されたデータが、ステップの実行時点でファイルに保存されないようにします。このステップのあとで、「アクティブ データファイルの"に値を直ちに保存します」ステップが同じアクティブ データ ファイルに対して実行されると、このステップのあとで更新されたデータがファイルに保存されます。
グローバル変数の設定 グローバル変数名を指定し、値を初期化することによって、グローバル変数を定義します。
グローバル変数の内容の取得 グローバル変数の値を取得して、ビジュアル テストで使用するローカル変数に設定します。