ブラウザの記録オプションの設定

カスタム属性、記録中に無視するブラウザ属性、DOM 関数の代わりに、ユーザーの入力そのものを記録するかどうかを指定します。

Silk Test Workbench には、ロケーターが記録時に一意となり、メンテナンスが容易になるようにする、高度なロケーター生成メカニズムが備えられています。使用するアプリケーションやフレームワークに応じて、最適な結果を得るためにデフォルト設定を変更できます。それぞれのテクノロジで使用できる任意のプロパティ (整数や倍精度の数値、文字列、項目識別子、列挙値) を、カスタム属性として使用できます。

xBrowser アプリケーションでは、任意のプロパティを取得し、カスタム属性として使用することもできます。最適な結果を得るために、テストで利用する要素にカスタム オートメーション ID を追加します。

  1. ツール > オプション をクリックします。
  2. オプション メニュー ツリーの 記録 の隣にあるプラス記号(+)をクリックします。
    記録 オプションが右側のパネルに表示されます。
  3. xBrowser をクリックします。
  4. Web アプリケーションのカスタム属性を追加するには、カスタム属性 テキスト ボックスに、使用する属性を入力します。 カスタム属性を使用すると、caption や index のような他の属性よりも高い信頼性を得ることができます。これは、caption はアプリケーションを他の言語に翻訳した場合に変更され、index は定義済みのウィジェットより前に他のオブジェクトが追加されると変更される可能性があるためです。
    注: Web アプリケーションにカスタム属性を含めるためには、HTML タグとして追加します。たとえば、MyAutomationID という属性を追加するには、<input type='button' MyAutomationID='abc' value='click me' /> と入力します。

    複数のオブジェクトに同じカスタム属性の値が割り当てられた場合は、そのカスタム属性を呼び出したときにその値を持つすべてのオブジェクトが返されます。たとえば、一意の ID として loginName を 2 つの異なるテキスト フィールドに割り当てた場合は、loginName 属性を呼び出したときに、両方のフィールドが返されます。

    注: 属性名の長さは、62 文字までという制限があります。
  5. ロケーター属性名除外リスト テキスト ボックスで、記録中に無視する属性名を入力します。 このリストを使用して、サイズ、幅、高さ、スタイルなどの頻繁に変更される属性を指定します。ワイルドカード '*' および '?' を ロケーター属性名除外リスト で使用できます。 たとえば、height という名前の属性を記録しない場合には、height 属性名をリストに追加します。 複数の属性名を指定する場合にはカンマで区切ります。
  6. ロケーター属性値除外リスト テキスト ボックスで、記録中に無視する属性値を入力します。 たとえば、x-auto という値を持つ属性を記録しない場合には、x-auto 属性値をリストに追加します。 一部の AJAX フレームワークでは、ページが再読み込みされるたびに変わる属性値が生成されます。このリストを使用して、そのような値を無視します。このリストでワイルドカードを使用することもできます。 複数の属性名を指定する場合にはカンマで区切ります。
  7. DOM 関数の代わりにユーザーの入力そのものを記録するには、ネイティブなユーザー入力を記録する リスト ボックスから、はい を選択します。 たとえば、DomClick の代わりに Click を記録し、SetText の代わりに TypeKeys を記録するには、はい を選択します。 アプリケーションでプラグインまたは AJAX を使用している場合は、はい を指定して、ユーザーの入力そのものを使用します。アプリケーションでプラグインまたは AJAX を使用していない場合は、再生中にブラウザにフォーカスを設定したりブラウザをアクティブにしたりする必要がない高レベル DOM 関数を使用することをお勧めします。テストで DOM 関数を使用すると、より高速になり、信頼性も高まります。
  8. ブラウザの iframe および frame サポートを有効化するには、 iframe サポートの有効化 リストで はい を選択します。 Web アプリケーションの iframe の内容を無視して良い場合、iframe のサポートを無効にすると再生速度が速くなる可能性があります。たとえば、多くの広告が表示される Web ページやモバイル ブラウザーでテストする際に iframeサポートを無効にすると、再生パフォーマンスが大幅に向上する可能性があります。このオプションは、Internet Explorer では無視されます。このオプションは、デフォルトで有効になっています。
  9. OK をクリックします。