スクリプトのオブジェクト マップ項目またはロケーターの手動による記録

開始する前に、テストするアプリケーションが実行中であることを確認します。

オブジェクトの識別 ダイアログ ボックスを使用して、オブジェクト マップ項目またはロケーターを手動でキャプチャします。オブジェクトの識別 ダイアログ ボックスを使用すると、テストするオブジェクトを簡単かつ確実に識別することができます。

  1. オブジェクトを含めるスクリプトを開き、オブジェクトの挿入先となるスクリプト内の場所をクリックします。
  2. ツール > オブジェクトの識別 を選択します。
    オブジェクトの識別 ダイアログ ボックスが開きます。
  3. 選択モード を指定します。
    • クリック:オブジェクトをクリックして、ロケーターを識別します。
    • ホット キーキー入力 リスト ボックスで指定されたキー入力の組み合わせを使用してオブジェクトをキャプチャするには、このモードを指定します。通常、このモードは、ユーザーがクリックしたときにだけ表示されるメニューやコンボ ボックスなどのオブジェクトをキャプチャする場合に選択します。このモードでは、オブジェクトを選択し、ホット キー入力の組み合わせを押すことによって、オブジェクトを閉じることなくロケーターをキャプチャします。
  4. 識別の開始 をクリックします。
    Google Chrome でオブジェクト マップ項目またはロケーターをキャプチャする場合は、Google Chrome の選択されたインスタンスが適切なオートメーション パラメータを使用して起動されているかどうかを Silk Test Workbench が検出します。適切なパラメータを使用して起動されていない場合は、Silk Test WorkbenchGoogle Chrome を終了し、オートメーション パラメータ セットを使用して再起動します。
  5. 省略可能:ロケーターを記録する前に、テスト対象アプリケーションを特定の状態にするには、識別の停止 をクリックします。 これ以降、テスト対象アプリケーションで実行する操作は、記録されなくなります。ロケーターの記録を再開する場合は、識別の開始 をクリックします。
  6. 記録したいオブジェクト上にマウスを移動して、次のステップのいずれかを行います:
    • クリック モードを使用する場合は、識別するオブジェクトをクリックします。
    • キー入力の組み合わせを押して、ホット キー モードでオブジェクトをキャプチャします。

      デフォルトでは、キー入力の組み合わせは Ctrl+Shift です。

    Silk Test Workbench によって、関連するロケーター文字列が 選択済みロケーター テキスト ボックスに表示されます。
  7. ロケーターの詳細 テーブルでのロケーターの表示方法を絞り込むには、以下のいずれかの操作を実行します。
    • ロケーターの詳細の非表示ロケーターの詳細 テーブルを非表示にするには、このリンクをクリックします。
    • オブジェクト マップの表示オブジェクト マップ項目名を ロケーター 列に表示するには、このチェック ボックスをオンにします。オブジェクト マップ項目名は、コントロールまたはウィンドウに対して、コントロールやウィンドウのロケーターではなく論理名 (エイリアス) を関連付けます。デフォルトでは、オブジェクト マップ項目名が表示されます。ロケーターを使用するには、このチェック ボックスをオフにします。
    • 完全ロケーターの表示完全ロケーター名を表示するには、このチェック ボックスをオンにします。オブジェクトに関連付けられた属性のみを表示するには、このチェック ボックスをオフにします。
    • プロパティの表示ロケーターの詳細 テーブルで選択したオブジェクトの属性および属性値を表示するには、このチェック ボックスをオンにします。このテーブルの属性を選択して、ロケーターの識別に使用できます。[プロパティ] サブツリーを非表示にし、ロケーターの詳細のみを表示するには、このチェック ボックスをオフにします。
  8. 選択済みロケーター テキスト ボックスに表示されるオブジェクトが使用するオブジェクトであることをテストするには、テスト をクリックします。 Silk Test Workbench により、ロケーターに対応するオブジェクトが、テストするアプリケーションで強調表示されます。
  9. 記録したロケーターを置換するには、ロケーターの詳細 テーブルで、使用するロケーターを選択します。 新しいロケーターは、選択済みロケーター テキスト ボックスに表示されます。
  10. ロケーターをスクリプトにコピーするには、貼り付け をクリックします。 Silk Test Workbench によって、ロケーターがスクリプトに追加されます。
  11. スクリプトで正しくコンパイルされ、実行する操作が含まれるように、ロケーターを変更します。 たとえば、以下の完全ロケーターをスクリプトに貼り付けます。
    /WPFWindow[@caption='Basic Controls'][1]//WPFRichTextBox[@automationId='editableTextBox']
    With ステートメントに /WPFWindow 宣言がすでに含まれている場合は、以下のロケーターを使用し、そのあとにメソッドが続くようにスクリプトを変更します。
    .WPFRichTextBox("@automationId='editableTextBox'").Select(1,10)