ビジュアル テスト間でのデータの受け渡し

Silk Test Workbench では、ビジュアル テスト間でデータを受け渡すことができます。これにより、既存の Silk Test Workbench ビジュアル テストで作成されたデータを再利用できるだけでなく、テスト ソリューション内でデータの整合性を維持したまま、最も効果的なテスト資産を使用できるようになります。ビジュアル テスト間でのデータの受け渡しには、ビジュアル テストのパラメータを使用します。

ビジュアル テスト間でデータの受け渡しを行うには、あるビジュアル テストが他のビジュアル テストに内からテスト ステップとして呼び出される必要があります。以降、呼び出すビジュアル テストを ホスト テスト、呼び出されるビジュアル テストを 子テスト と呼びます。ビジュアル テスト間でデータを受け渡しを行うには、ビジュアル テストが同じプロジェクトに含まれているか、子テストが参照プロジェクトに含まれている必要があります。

ビジュアル テストのパラメータを使用すると、以下の作業を実行できます。
  • ビジュアル テストでデータを作成し、それを他のビジュアル テストで使用する。
  • ビジュアル テストでデータを作成し、それを子テストに渡して変更し、再びホスト テストに戻す。

その手順は以下のとおりです。

  1. 入力パラメータと出力パラメータを子テストに追加します。
  2. 子テストをテスト ステップとしてホスト テストに挿入します。
  3. ホスト テスト内で入力パラメータの値を編集することによって、ホスト テストから子テストにデータを渡します。
    注: ホスト テストから送信する値は子テスト内に保存されませんが、子テストでの各種処理内で使用できます。
  4. ホスト テストで、子テストの出力パラメータから渡されたデータを格納するローカル変数を作成します。
  5. ホスト テストでローカル変数を使用します。
注: 入力パラメータと出力パラメータを作成し、ビジュアル テストでこれらのパラメータを使用する方法の詳細な例については、「SilkTest Workbench ビジュアル テスト チュートリアルにようこそ」の「ビジュアル テストからのスクリプトの再生」を参照してください。