条件デザイナーを使用した条件の定義

条件デザイナー ダイアログ ボックスを使用して、詳細なテスト ロジックの条件を定義または編集できます。

  1. 条件デザイナー には テスト ロジック デザイナー ウィザードからアクセスします。 または、If テスト ステップを挿入し、プロパティ ウィンドウで 条件 プロパティを選択して、条件デザイナー をクリックします。 条件デザイナー が開きます。
  2. 条件の定義 セクションの 値 1 テキスト ボックスで、最初の条件の値を指定します。この値には、コントロールのプロパティ、任意のタイプの変数、アクティブ データ資産、リテラル値、またはコントロールの存在確認を指定できます。 テキスト ボックスに直接値を入力するか、... をクリックして 条件の選択 ダイアログ ボックスにアクセスします。
    ヒント: 値を選択すると、その値の型が Silk Test Workbench によって 値 1 テキスト ボックスに表示されます。
    注: データ型は、Double から Long、テキスト、ブール値など、他の型に変換できます。ただし、このような変換によってデータがどのような影響を受けるかを確認することが重要です。データ型の変換の詳細については、「式デザイナーの関数の使用」を参照してください。
  3. 演算子 リストから比較演算子を選択します。 比較演算子では、条件の比較ロジックと条件内の 2 つの値の相互関係を定義します。以下の演算子を利用できます。
    • 等しい( == )
    • 等しくない( ! = )
    • より大きい( > )
    • より小さい( < )
    • 以上( > =)
    • 以下(< =)
    • 含む:値 1 のテキストに 値 2 のテキストが含まれる場合は True。それ以外の場合は False。
    • 含まない:値 1 のテキストに 値 2 のテキストが含まれない場合は True。それ以外の場合は False。
  4. ステップ 2 で最初の値を指定した手順と同じ手順に従って、値 2 テキスト ボックスで 2 番めの条件値を指定します。
  5. 評価結果 リストから、条件の評価に対するデータ型を選択します。 使用可能なデータ型は、以下のとおりです。
    テキスト
    変数の値はテキスト文字列です。テキスト型の値には、文字、数字、スペース、および句読点が含まれます。
    注: テキスト データ型は大文字/小文字を区別します。つまり、比較時にはテキスト文字列の個々の文字の大文字/小文字が一致していなければなりません。大文字/小文字が一致していない場合は、比較は失敗します。
    テキスト(大文字と小文字を区別しない)
    評価中の文字列比較において、文字列の個々の文字の大文字小文字が一致しないことを除き、テキストは同じです。
    数値 (Long)

    変数の値は、-2,147,483,648 から 2,147,483,647 の範囲の数値です。(小数値または 10 進数値で使用される)ピリオドは使用できません。

    数値 (Double)

    変数の値は、倍精度浮動小数点数で、-1.7E308 から +1.7E-307 の 64 ビットの数値として格納されます。

    ブール値 (True/False)

    変数の値は True または False です。

    数値 (Long Long)

    64 ビット整数値(-9223372036854775808 から 9223372036854775807 の範囲)です。

    列挙

    この変数は一連の値をグループ化し、1 から n まで順番に番号を付けます。限られた個数の一意の値のみを変数に保持する場合は、列挙型を宣言します。この変数型は、列挙データ型を必要とするプロパティまたは変数に使用します。

    列挙には、64 ビット整数(-9223372036854775808 から 9223372036854775807 の範囲)が格納されます。ただし、UI では 64 ビットの列挙がサポートされていますが、エンジンでは 32 ビットの列挙のみがサポートされています(将来のリリースでは、エンジンでも 64 ビットの列挙がサポートされる予定です)。

  6. 定義した条件を 条件 テーブルに追加するには、追加 をクリックします。 単一の条件ステートメントを作成する場合、ロジック リスト(AND、OR)は無視してください。ロジック ボックスは、複合条件を作成する場合にのみ使用します。
  7. 省略可能:上へ移動 または 下へ移動 をクリックすると、条件 テーブルで選択した条件を 1 行上に、または 1 行下に移動できます。 論理演算子(AND、OR)を含む条件を 条件 テーブルの先頭行に移動した場合、論理演算子は条件と一緒には移動されません。条件ロジックの構造を維持するために、演算子は2行めに残ります。
  8. オプション: 複合条件を作成する場合は、前のステップに従って追加条件を作成し、ロジック リストから結合ロジックのタイプを選択します。追加 をクリックして、作成済みの条件のあとに条件を追加します。
  9. 省略可能:選択されている条件を 条件 テーブルから削除するには、削除 を使用します。
  10. 省略可能:プレビュー をクリックすると、定義済みの条件が読みやすいテキスト形式で表示されます。