Oracle における Silk Test Workbench のユーザーの設定

このセクションでは、ユーザーを作成してユーザーの接続権限を付与する方法について説明します。この手順は Oracle OS 認証または Oracle データベース認証のどちらを使用する場合にも必要です。手順は認証タイプによって異なります。

Oracle OS 認証

ユーザーを作成する際は、ユーザーが DOMAIN コントローラによって認証されていることを Oracle が認識できるようにする必要があります。

重要:

Oracle で Silk Test Workbench のユーザーを設定する場合、リモートで認証されるユーザーに加え、実際のテーブルを格納するためのスキーマも作成する必要があります。このスキーマはドメインで認証されず、パスワードで認証されます。詳細については、「パスワード認証スキーマの作成」を参照してください。

ユーザーは Windows NT ドメイン内に作成する必要があります。Windows ドメインの使用の詳細については、Microsoft Windows のマニュアルを参照してください。

ユーザーは ORA_DBA グループに追加する必要があります。ユーザーの作成には SQL*Plus または SQL*Plus Worksheet を使用します。SQL*Plus を使い慣れていない場合は、Oracle のマニュアルを参照してください。

以下の手順を実行するユーザーは、ORA_DBA グループのメンバーであり、SYSDBA 権限を持っている必要があります。Oracleデータベースにアクセスできるユーザーを指定するには、以下を実行します。

SQL*Plus または SQL*Plus Worksheet を起動します。
SYSTEM としてログオンし、SYSDBA として接続します。
各ユーザーを作成するコマンドを "DOMAIN\USERNAME" IDENTIFIED EXTERNALLY として入力し、各ユーザーの接続権限を "DOMAIN\USERNAME" として付与します。DOMAIN\USERNAME は大文字で入力し、二重引用符で囲みます。DOMAIN\USERNAME は各ユーザーのドメインとユーザー名です。例：
```
SQL> create user "NT-DOMAIN\JEFF" IDENTIFIED EXTERNALLY;
SQL> grant connect, resource to "NT-DOMAIN\JEFF";
```
注: SELECT_ANY_SEQUENCE と SELECT_CATALOG_ROLE もユーザーに付与する必要があります。例：
```
SQL> grant select any sequence to "JEFF";
SQL> grant select_catalog_role to "JEFF";
```
Microsoft のオペレーティングシステムでは、ユーザーを照会すると DOMAIN\USERNAME が返されます。この値がデータベースの定義と一致しない場合は、NT認証でORA-1017のエラーが発生します。
SQL*Plusを使用してデータベースに接続することにより、Windows NT認証が正しく設定されているかどうかをテストします。ユーザー名には「/」と入力します。パスワードフィールドは空のままにし、ホスト文字列を正しく入力します。OK をクリックします。ログオンできた場合は、Windows NT認証が正しく機能していることを意味します。

Oracle データベース認証

重要: Oracle で Silk Test Workbench のユーザーを設定する場合、リモートで認証されるユーザーに加え、実際のテーブルを格納するためのスキーマも作成する必要があります。スキーマはパスワード認証されます。詳細については、「パスワード認証スキーマの作成」を参照してください。

ユーザーの作成にはSQL*Plusを使用します。SQL*Plus を使い慣れていない場合は、Oracle のマニュアルを参照してください。以下の手順を実行するユーザーは、ORA_DBA グループのメンバーであり、SYSDBA 権限を持っている必要があります。

Oracleデータベースにアクセスできるユーザーを指定するには、以下を実行します。

SQL*Plus または SQL*Plus Worksheet を起動します。
SYSTEM としてログオンし、SYSDBA として接続します。
各ユーザーを作成するコマンドを "USERNAME" IDENTIFIED BY "ORACLEPASSWORD" として入力し、各ユーザーの接続権限を "USERNAME" として付与します。USERNAME は大文字で入力し、二重引用符で囲みます。DOMAIN\USERNAME は各ユーザーのユーザー名です。例：
```
SQL> create user "JEFF" IDENTIFIED BY "ORACLEPASSWORD";
SQL> grant connect, resource to "JEFF";
```
注: SELECT_ANY_SEQUENCE、 SELECT_CATALOG_ROLE、SELECT_ANY_DICTIONARY もユーザーに付与する必要があります。例：
```
SQL> grant select any sequence to "JEFF";
SQL> grant select_catalog_role to "JEFF";
SQL> grant select any dictionary to "JEFF";
```