手動によるスクリプト作成

記録機能を使用するとスクリプトをすばやく効率的に作成できますが、多くの場合、そのスクリプトを再利用可能にしたり、信頼性や効果を高めたりするには、微調整や拡張が必要です。 このことを行うために、任意のスクリプトにコードを手動で追加することができます。 Silk Test Workbench はスクリプト言語として VB.NET を使用しているため、VB.NET に関する多少の知識が必要です。 Silk Test Workbench は VB.NET スクリプト言語を拡張し、堅牢で強力なスクリプト作成機能を提供します。 クラス、メソッド、およびプロパティの詳細と、それぞれのテスト スクリプトでの使用方法については、『Silk Test Workbench 言語リファレンス』を参照してください。

また、Silk Test Workbench にはその他の機能もあり、VB.NET のスクリプト機能を利用して手動によるスクリプト作成をより容易にしています。 これらの機能には以下のものがあります。
  • オブジェクトの識別 ダイアログ ボックス:オブジェクトの識別 ダイアログ ボックスでは、ロケーターの記録方法や、オブジェクトに使用できるプロパティを表示できます。

  • オートコンプリートおよび構文に関するヒント:手動によるコーディングを容易にします。 オートコンプリートおよび構文に関するヒントを使用すると、VB.NET 言語要素に自動的にアクセスし、表示して、自動的に入力することができます。これには、すべてのオブジェクトのキーワード、列挙、ブール値、コード構文、使用可能なメソッド、および使用可能な VB.NET プロパティが含まれます。

注: 新しいテスト スクリプトを手動で作成する場合、使用するクラスの拡張をインポートするステートメントをスクリプトに追加する必要があります。 たとえば、Win32 メソッドの場合、次の行をスクリプトの開始部分に挿入する必要があります:
Imports SilkTest.Ntf.Win32
アクセス可能なコントロールでのクリックを記録すると、インポート ステートメントがスクリプトに自動的に挿入されます。 共通 Silk Test クラス (BaseGuiTestObject など) は常に使用できるため、インポートする必要はありません。