デバッグ モードでは、ビジュアル テストを 1 ステップずつ再生できます。ステッピングと呼ばれるこの方法により、再生中にステップを段階的にトレースして、テスト ステップの実行順序、特定のステップによって返されるデータ、およびステップが正常に実行されるかどうかを確認できます。
デバッグ モードでは、以下のコマンドを使用して再生の実行を制御します。
- ステップ イン (F8)
- 1つずつステップを再生します。ステップ イン は各ステップのトレースに有効であり、また再生しているビジュアル テストに挿入された別のビジュアル テストやスクリプトにもステップ インします。挿入された各ビジュアル テストやスクリプトについても、一度に 1 ステップまたは 1 行ずつ実行されます。
ステップ イン はテストの詳細分析に有効であり、変数の使用やターゲット アプリケーションとの対話に対する各ステップの影響を確認することができます。
- ステップ オーバー (Shift+F8)
- 別のビジュアル テストに挿入されたビジュアル テスト全体またはスクリプト全体を、1 つのステップとして実行します。ステップ オーバー は、デバッグ モードの再生中に、ビジュアル テストまたはスクリプトを 1 ステップとして再生する場合に使用します。これにより、挿入されたビジュアル テスト全体またはスクリプト全体が再生されます。挿入されたビジュアル テスト全体またはスクリプト全体が再生されると、元のビジュアル
テスト内の次のステップで再生が停止し、デバッグ モードになります。
別のビジュアル テストまたはスクリプトを再生するステップ以外のステップで ステップ オーバー を使用すると、ステップ イン を使用した場合と同じになります。次のステップのみが実行されたあと、再生は停止し、再びデバッグ モードになります。
- ステップ アウト (Ctrl + Shift + F8)
- 別のビジュアル テストから再生しているビジュアル テストまたはスクリプト内の残りのステップをすべて実行したあと、元のビジュアル テスト内の次のステップで再生が一時停止します。
ステップ アウト は、別のビジュアル テストに挿入されたビジュアル テスト内のステップまたはコード行で再生が停止されているときに、残りのビジュアル テストを再生して元のビジュアル テストに戻る場合に使用します。挿入されたビジュアル テストまたはスクリプトの残りの部分の再生が実行されたら、元のビジュアル
テスト内の次の行で再生が停止し、再びデバッグ モードになります。
- カーソルまで実行 (Ctrl + F8)
- 再生を一時停止するステップを選択できます。これにより、ビジュアル テストまたはスクリプト内の選択したセクションを「ステップ オーバー」することができます。
カーソルまで実行 は、ビジュアル テストまたはスクリプトを再生して、実行時エラーが発生したポイントの直前で停止する場合に使用します。これにより、ブレークポイントを挿入することなく特定の行またはステートメントで再生を停止できます。再生が停止したら、別のデバッグ
オプションのいずれかを使用して再生を継続できます。
- カーソルから実行
- 現在選択されているテスト ステップからビジュアル テストを再生します。
ステッピング コマンドには、デバッグ メニューからアクセスします。