スクリプトの記録

Silk Test Workbench を使用して、アプリケーションをテストするときに実行する操作を記録します。ある操作を実行すると、その操作とそれに対するアプリケーションの応答がコマンドとしてスクリプトに記録されます。

記録中は、記録を停止するまでテスト アプリケーションでのすべての操作 (Silk Test Workbench の操作は除く) が Silk Test Workbench によって記録されます。記録が完了したら、生成したスクリプトを変更して、ステップを追加したり、不要なステップを削除したりできます。

  1. ファイル > 新規作成 を選択します。
    資産の新規作成 ダイアログ ボックスが開きます。
  2. [資産の種類] リストから .NET スクリプト を選択し、資産名 テキスト ボックスにスクリプトの名前を入力します。
    注: デフォルトでは、Common プロジェクトにスクリプトが作成されます。別のプロジェクトにスクリプトを作成するには、プロジェクト リストで該当するプロジェクトを選択します。
    Silk Test Workbench を Oracle データベースで使用する場合は、保存されたすべてのスクリプト名の大文字と小文字が区別されます。つまり、SCRIPT1 という名前のスクリプトと Script1 という名前のスクリプトは同じ Oracle データベースに共存でき、重複とはみなされません。ただし、Silk Test Workbench を SQL Server または Access で使用する場合は、保存されたスクリプトの大文字と小文字は区別されません。
  3. 省略可能Silk Test Workbench の記録オプションを変更する場合は、オプション をクリックします。
  4. 記録をすぐに開始するために、記録の開始 チェック ボックスをオンにします。
  5. OK をクリックして、スクリプトを資産として保存し、記録を開始します。
    記録の開始 チェック ボックスをオンにせずに OK をクリックすると、Silk Test Workbench によりスクリプトが資産として保存され、スクリプト テンプレートが表示されます。 アプリケーションの選択 ダイアログ ボックスが開きます。
  6. 現在のプロジェクトに対してアプリケーション構成が設定されていない場合、テストするアプリケーションの種類に対応するタブを選択します。
    • ブラウザで実行しない標準アプリケーションをテストする場合は、Windows タブを選択します。
    • Web アプリケーションまたはモバイル Web アプリケーションをテストする場合は、Web タブを選択します。
    • ネイティブ モバイル アプリケーションをテストする場合は、モバイル タブを選択します。
  7. 標準アプリケーションをテストするには、現在のプロジェクトに対してアプリケーション構成が設定されていない場合は、リストからアプリケーションを選択します。
  8. Web アプリケーションまたはモバイル Web アプリケーションをテストするには、リストからインストール済みのブラウザまたはモバイル ブラウザのうちの 1 つを選択します。
    1. 移動する URL の入力 テキスト ボックスに、開く Web ページを指定します。選択したブラウザのインスタンスが既に実行されている場合、実行中のブラウザーの URL を使用する をクリックして、実行中のブラウザ インスタンスに現在表示されている URL の記録を行うことができます。
    2. 省略可能:あらかじめ定義されたブラウザー サイズを使用してデスクトップ ブラウザー上の Web アプリケーションをテストする場合は、ブラウザー サイズ リストからブラウザー サイズを選択します。
      たとえば、Apple Safari 上の Web アプリケーションを Apple iPhone 7 の画面と同じ大きさのブラウザー ウィンドウでテストするには、リストから Apple iPhone 7 を選択します。
    3. 省略可能:ブラウザー ウィンドウの 向き を選択します。
    4. 省略可能:ブラウザー サイズの編集 をクリックすると、新しいブラウザー サイズを指定したり、ブラウザー サイズ リストに表示するブラウザー サイズを選択することができます。
  9. ネイティブ モバイル アプリケーション (アプリ) をテストするには:
    1. アプリをテストするモバイル デバイスをリストから選択します。
    2. ネイティブ モバイル アプリケーションを選択します。
      • モバイル デバイスまたはエミュレータ上にアプリをインストールする場合は、参照 をクリックしてアプリ ファイルを選択するか、アプリ ファイル テキスト フィールドにアプリ ファイルへの完全パスを入力します。このパスでは、Silk Test Workbench は HTTP および UNC 形式をサポートします。
      • Android デバイス上に既にインストールされているアプリを使用する場合は、パッケージ/アクティビティ リストからアプリを選択するか、パッケージ/アクティビティ フィールドにパッケージとアクティビティを指定します。
      • iOS デバイス上に既にインストールされているアプリを使用する場合は、バンドル ID を指定します。
      • Mobile Center 上で利用可能なアプリを使用する場合は、アプリ識別子 を指定します。
  10. OK をクリックします。
    Silk Test Workbench が最小化され、アプリケーションと 記録中 ウィンドウが開きます。
  11. テストする操作を記録します。 記録中は、タスクバーの Silk Test Workbench アイコンが点滅します。記録中に利用可能な操作についての詳細は、記録中に利用可能な操作」を参照してください
  12. サポートするブラウザー上で Web アプリケーションを記録している場合で、かつ UI で直接アクセスできないコントロールを扱いたい場合 (たとえば、コントロールが他のコントロールで隠されている場合)、 記録中 ウィンドウの 階層ビューの切り替え をクリックして、コントロール階層ツリーからコントロールを選択します。 この機能は、次のブラウザーに対するテストで利用できます。
    • Microsoft Edge
    • Apple Safari
    • Mozilla Firefox 41 以降
    • Google Chrome 50 以降
    • モバイル ブラウザー
  13. 省略可能:検証ロジックをテストに追加します。
    • 標準アプリケーションまたは Web アプリケーションをテストしている場合、テストに検証ロジックを追加するには、Ctrl+Alt をクリックします。Silk Test Workbench により記録が一時的に停止し、テスト ロジック デザイナ ウィザードが表示されます。

      ウィザードの指示に従って処理を行い、完了 をクリックしてウィザードを閉じ、記録を続行します。

    • Microsoft Edge 上の Web アプリケーション、またはモバイル アプリケーションをテストしている場合、検証したいオブジェクトをクリックし、操作の選択 ダイアログ ボックスで 検証の追加 をクリックします。
    検証の追加に関する詳細については、「記録中のスクリプトへの検証の追加」 を参照してください。
  14. Alt+F10 を押すか、記録中 ウィンドウで 停止 をクリックするか、Silk Test Workbench のタスクバー アイコンをクリックして、記録を停止します。
    記録完了 ダイアログ ボックスが開きます。記録完了 ダイアログ ボックスで 次回からこのメッセージを表示しない チェック ボックスがオンになっている場合、記録が停止したあとにこのダイアログ ボックスは表示されません。この場合、スクリプトが表示されます。
  15. 次のいずれか 1 つのステップを行います:
    • 記録完了 ダイアログ ボックスを閉じて、スクリプトを保存するには、再生 をクリックします。

      再生 ダイアログ ボックスが開き、結果情報を指定してスクリプトを再生できます。

    • コード ウィンドウでスクリプトを開くには、.NET スクリプトへ移動 をクリックします。
    • スクリプトを保存して、記録完了 ダイアログ ボックスを終了するには、保存 をクリックします。

      スクリプトが コード ウィンドウに表示されます。

    記録されたテストが コード ウィンドウに表示されているときには、いつでもそのテストを再生できます。