スクリプト内からのアプリケーションの起動

通常、スクリプトを記録すると、テストするアプリケーションを起動する基本状態が自動的に記録されます。 ただし、スクリプトで複数のアプリケーションをテストするか、何らかの理由で 基本状態の実行 機能をオフにする場合は、スクリプト内からテスト アプリケーションを起動する必要があります。

  1. アプリケーションを起動するコードを含めるスクリプトを開きます。
  2. スクリプトの先頭に Imports System.Diagnostics と入力します。
  3. アプリケーションを新しいプロセスとして定義するには、以下のように入力します。
     Dim applicationProcess As New Process() 
    applicationProcess は、起動するアプリケーションの名前です。 たとえば、Internet Explorer を起動するには、以下のように入力します。
    Dim ieProcess As New Process()
  4. 以下のコードを入力して、アプリケーションのフル パスを定義します。
    Dim psi As New ProcessStartInfo()
    psi.FileName = "applicationexecutable.exe"
    applicationexecutable.exe は、テスト アプリケーションを起動する実行可能ファイルの名前です。 たとえば、Internet Explorer を起動するには、以下のように入力します。
    Dim psi As New ProcessStartInfo()
    psi.FileName = "C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe"
    注: テストするアプリケーションの実行可能ファイルが Silk Test Workbench と同じディレクトリにある場合は、フル パスを指定する必要はありません。
  5. 初期化時に特定の Web ページに移動するには、URL に ProcessStartInfo.Arguments プロパティを設定します。 たとえば、Internet Explorer を起動して Google.com に移動するには、Filename 行のあとに以下の行を追加します。
    psi.Arguments = "http://www.google.com"
  6. プロセスを起動するコードを指定します。 たとえば、ステップ 1 で定義した ieProcess を起動するには、以下のように入力します。
    ieProcess.StartInfo = psi
    ieProcess.Start()
  7. スクリプトを保存します。
Internet Explorer を起動して Google.com に移動するスクリプト全体は、以下のようになります。
Imports System
Imports System.Diagnostics

Public Module Main
	
  Public Sub Main()
    Dim _desktop As Desktop = Agent.Desktop
    Dim ieProcess As New Process()
    Dim psi As New ProcessStartInfo()
    psi.FileName = "C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe"
    psi.Arguments = "http://www.google.com"
    ieProcess.StartInfo = psi
    ieProcess.Start()

  End Sub
End Module