Microsoft Windows 7 以前で UI オートメーション コントロールを含んだスクリプトを記録すると、Microsoft Windows 8 以降での再生に失敗する場合があります。これは、Microsoft がオートメーションの仕組みを変更し、UI オートメーションの動作が Windows のバージョン間で異なることが原因です。
たとえば、アプリケーションのある UI オートメーション コントロールでは、Microsoft Windows 7 では automationId 属性に値が設定されていますが、Microsoft Windows 10 では値が設定されていません。
このような場合、Microsoft Windows の新しいバージョンでスクリプトを記録しなおすことを Micro Focus では推奨しています。
Microsoft Office アプリケーションの記録時に、Silk4J で記録中の操作が正しくアプリケーションで再生されるためには、アプリケーション ウィンドウがアクティブである必要があります。たとえば、Microsoft Excel の記録時に、他のアプリケーションにフォーカスを移した後で、Excel のセルに対するクリックを Silk4J で記録すると、Excel 上ではセルのクリックが再生されません。このような状況になった場合は、記録した操作を繰り返した後で、余計な操作をテストから削除する必要があります。
この問題を回避するには、操作を記録する前に Microsoft Office アプリケーションのタイトル バーを左クリックして、アプリケーションをアクティブにします。タイトル バーのクリックは Silk4J は記録しないため、そのまま記録を続けられます。