Windows Forms アプリケーションまたは WPF アプリケーションをテストし、複雑なカスタム コントロールまたは Invoke および InvokeMethods メソッドを使用するだけではテストできないカスタム コントロールをテストする場合は、テスト対象アプリケーション (AUT) の実際のコントロールを操作する静的メソッドを作成し、このコードを AUT に追加できます。
AUT にコードを追加することのメリットは、AUT のコードで、動的呼び出しメソッドによるメソッド呼び出しのリフレクション形式ではなく、通常のメソッド呼び出しを使用してコントロールを操作できるという点です。そのため、コードを作成する時に、コード補完と IntelliSense を使用できます。その後、AUT のコードを単純な呼び出しで呼び出し、該当するコントロールをパラメータとして渡すことができます。
この例では、UltraGrid コントロールの内容を取得する方法を示します。UltraGrid コントロールは、Infragistics が提供する NETAdvantage for Windows Forms ライブラリに含まれています。ライブラリの試用版を http://www.infragistics.com/products/windows-forms/downloads からダウンロードできます。
' VB code Public Class UltraGridUtil Public Shared Function GetContents(ultraGrid As Infragistics.Win.UltraWinGrid.UltraGrid) As List(Of List(Of String)) Dim contents = New List(Of List(Of String)) For Each row In ultraGrid.Rows Dim rowContents = New List(Of String) For Each cell In row.Cells rowContents.Add(cell.Text) Next contents.Add(rowContents) Next Return contents End Function End Class
' VB code mainWindow.LoadAssembly(GetType(UltraGridUtil).Assembly.Location)
'VB code Dim ultraGrid = mainWindow.Control("@automationId='my grid'") Dim contents As IList = mainWindow.Invoke("UltraGridUtil.GetContents", ultraGrid)