Silk Test Workbench は、SAP の eCATT (extended Computer Aided Test Tool) と統合することにより、HTML テクノロジに基づく製品について完全なテスト サポートを SAP ユーザーに提供します。これにより、eCATT テスト スクリプト開発者は、HTML 製品のあらゆるテストを一元管理できます。Silk Test Workbench では、ANSI または Unicode データベースのデータの操作と保存ができます。
Silk Test Workbench を eCATT のユーザー インターフェイス内で使用すると、Silk Test Workbench の資産は eCATT テストと共に取得され、SAP/R3 データベースに格納されます。テスト担当者は、自分の結果の概要を一元的に把握できます。eCATT と Silk Test Workbench テストの結果は結合され、eCATT で同じ画面に表示できます。
開発者は、eCATT と Silk Test Workbench との間でパラメータを受け渡すことによって、真の意味で統合されたテスト シナリオを作成できます。また、テスト担当者は、SAP テスト データ コンテナのデータを Silk Test Workbench で使用できるようになります。最も重要な利点は、同じ SAP システムにアクセスできるテスト担当者がそれぞれのテストを共有できるということです。
Silk Test Workbench では、スクリプト引数を使用して、eCATT と Silk Test Workbench との間でパラメータを渡します。
Silk Test Workbench と eCATT 間のインターフェイスには、COM と RFC という 2 種類の通信が使用されます。eCATT における Silk Test Workbench の GUI インターフェイスは COM 経由で行われます。RFC 通信は、Silk Test Workbench が SAP/R3 データベースとの間でデータの保存と読み込みを行うために使用されます。データには、1 つまたは複数の Silk Test Workbench プロジェクトと、SAP/R3 データベースにラージ オブジェクトとして格納される、関連する Silk Test Workbench 資産のすべてが含まれます。これらのラージ オブジェクトのことを BLOB と呼びます。