ソフトウェアのテストは、ソフトウェア開発プロセスに欠かせない要素です。ソフトウェアをリリースするには、その前に、ソフトウェアが期待どおりに動作することを、さまざまな種類のコンピュータやオペレーティング システムで確認する必要があります。その結果、ソフトウェアのテストはますます複雑化し、その機能をさまざまなコンピュータで繰り返しテストすることが必要になっています。しかし、ソフトウェアのテストが複雑になる一方で、テストに割り当てられる時間は、リリース スケジュールを守れるように短縮されているのが実態です。テストを自動化すると、ソフトウェアにバグやパフォーマンス上の問題がないかどうかを効果的かつ効率的に調べることができます。そのため、自動テスト ツールは、高品質ソフトウェアを開発するうえで欠かせないツールとなっています。
アプリケーションを手動でテストするには、一連のテスト ケースを作成して、特定の操作(一連のキーを押す、メニュー オプションを選択する、マウスを使用するなど)を実行したときのテスト アプリケーションの必要な反応を指定します。手動によるテスト サイクルは、通常、以下のようなパターンに従います。
Silk Test Workbench では、このテスト パターンの各ステップを模倣できます。つまり、キーボード入力を行い、マウスの移動やマウス ボタンのクリックを行い、コンピュータに表示される内容を予想と比較し、テストの結果を分析できるようファイルに保存することができます。テストをリンクしておくと、1つのテストが正しく終了したときに次のテストが開始されます。操作と検証が含まれるため、自動テストは手動によるテストより高速で、信頼性も高いものになります。