今日の組織は、業界規制と政府規制により、機密データへのアクセスを制御することが求められています。これらの規制を順守するために、機密文書や機密文書が置かれたネットワークエリアには権限を付与された人しかアクセスできないことを示さなければなりません。
File Reporterで提供される権限レポートは、次の6種類です。
- 割り当てられたNCP権限:ディレクトリとそのディレクトリに含まれるファイルに対して割り当てられたMicro Focusファイルシステムのユーザー権限とトラスティを示します。
- 割り当てられたNTFS権限: フォルダーとそのフォルダーに含まれるファイルに対して割り当てられたMicrosoftファイルシステムのユーザー権限を示します。
- パスごとの権限: 指定したパスについて、ファイルシステムへの有効な(割り当てまたは継承された)アクセス権および許可を表示します。
- アイデンティティごとの権限: 指定したユーザーオブジェクトについて、ファイルシステムへの有効な(割り当てまたは継承された)アクセス権限または許可を表示します。
- NCP権限履歴: ストレージリソースにおいて、2つの日付の間に変更のあったファイルシステムのトラスティ権を表示します。
- NTFS権限履歴: ストレージリソースにおいて、2つの日付の間に変更のあったMicrosoftファイルシステムの権限を表示します。
セキュリティ監査の際、このレポートによって以下の情報を明示できます。
- ネットワークの機密ファイルへのアクセス権がある人
- 特定のユーザーがアクセスできるファイル
- ある時点間に変更のあった権限割り当て
当然ながらこうした情報は、セキュリティ監査の前にすべて把握しておく必要があります。File Reporterを使用すれば、設定したスケジュールに基づいて許可レポートを生成できます。定期的なスケジュールで生成される権限レポートを確認することで、セキュリティの潜在的なリスクが早期にわかり、すぐに対策を講じることができます。