Silk Performerの最新バージョンアップデート
Jenkinsプラグインの機能拡張
Jenkinsプラグインの機能拡張

継続的統合ツールJenkins用のSilk Performer®プラグインが大幅にアップグレードされ、さまざまな新機能が追加されました。Jenkinsスレーブとソース制御システムが、さらなる自動化の促進をサポートします。また、トレンドチャート、概要レポート、成功条件などにより、結果の分析も強化できます。

HARファイルのサポート
HARファイルのサポート

HTTPアーカイブ(.har)形式は、ブラウザーでロードしたWebページのパフォーマンスデータを保存するファイル形式です。World Wide Web Consortium (W3C)のWeb Performance Working Groupが開発しました。

Silk Performerでは、さまざまなソースから.harファイルをインポートしてスクリプトを生成できるため、開発者やサポート担当者とのコラボレーションを促進できます。

特長

HTTP/2再生

Silk Performer 19.0は、WebプロトコルスクリプトのHTTP/2再生をサポートします。HTTP/2は、World Wide Webで使用されるHypertext Transfer Protocol (HTTP)を大幅に改訂したものです。HTTP/1.1にさまざまな改良を施した結果、クライアント/サーバー間の通信速度が劇的に向上しています。具体的な改良点としては、ヘッダー圧縮方法、サーバープッシュ機能、単一接続アプローチなどが挙げられます。Silk Performerでは、これらのHTTP/2機能を使用してパフォーマンステスト/ロードテストを実行できます。HTTP/2の利用に追加ライセンスは一切不要です。

ChromeおよびFirefoxを使用したブラウザー駆動型ロードテスト

Silk Performerは、最新のWebアプリケーションのテストをプロトコルレベル(HTTP)で簡単に行えるだけでなく、実際のWebブラウザーで負荷を生成できます。Internet Explorerに加え、ChromeとFirefoxでもブラウザー駆動型スクリプトの再生が可能になりました。スクリプトの記録はInternet Explorerで行い、ブラウザーアプリケーションで管理します。Silk Test®で作成した機能テストを再利用することも、Silk Performer内でブラウザー駆動型スクリプトを一から作成することも可能です。

新たなCloudBurstリージョン

CloudBurstがGoogle Cloud Platform、AWS、Azureでサポートされるようになりました。

Visual StudioおよびC#でのパフォーマンステスト開発

新しいSilk Performer Visual Studio Extensionにより、Microsoft Visual Studioでパフォーマンステストを開発することが可能になりました。Webテクノロジーを記録する機能を備え、プロトコルレベルとブラウザー駆動型アプローチの両方をサポートしています。この拡張機能により、すべてのカーネル、Web、ブラウザーAPI機能をC#で包括的にバインディングできます。つまり、Visual Studioの豊富な開発機能セット(デバッグ機能など)と、Silk Performerの強力なロードテスト機能(キャプチャファイル記録やTrueLog分析など)の両方を利用できます。

すべての主要Web環境に対応する先進のWebサポート

業界をリードするパフォーマンステストソリューションのSilk Performerにより、すべての主要Web環境(HTML5、AJAX、レスポンシブWebデザイン、Adobe Flash/Flex、Microsoft Silverlight)で優れたパフォーマンスを確保できます。数十万人ものユーザーと多様なデバイス、ブラウザー、接続速度を対象に正確かつ現実的なテストを簡単に作成することが可能です。Silk PerformerのWebテストアプローチは、Webプロトコルやブラウザー駆動型ロードテストなどさまざまです。

  • 非同期通信パターン(プッシュ、ポーリング、ロングポーリング、WebSocket接続)を検出
  • 使用パターンやユーザー許容レベルを組み込み
  • viewportの幅をテストして、レスポンシブWebデザインのレイアウトを修正
  • 帯域幅の制約やバックエンドサーバーの問題を検出
機能テストのインポートに対応するブラウザーサポートの拡張

Silk Performerの前回のリリースから、パフォーマンステストでの機能テストの再利用が可能になりました。最新バージョンのSilk Performerでは、Firefox、Chrome、PhantomJSに加え、Internet Explorer、Edge、モバイルブラウザーでもブラウザー駆動型テストを実行できます。インポートウィザードを通じて必要なコードを生成し、マルチセッションまたはシングルセッションのGUIレベルテストを実行することが可能です。

モバイルWebおよびネイティブアプリケーションのテスト

Silk Performerは、モバイルWebおよびネイティブアプリケーションを幅広くサポートしており、一般的なモバイルデバイス、アプリケーションタイプ、接続速度のプロファイルをすべて備えています。ブラウザーベースまたはネイティブのアプリケーションをモバイルデバイスやエミュレーターに記録できます。パフォーマンステストを実行して、さまざまなデバイス、ネットワーク帯域幅、地理的ロケーションにわたり現実的なシナリオをシミュレートすることで、実際のユーザーエクスペリエンスを予測できます。

  • PC、エミュレーター、モバイルデバイスでテストスクリプトを簡単に記録
  • Android、iOS、Windows Phone、BlackBerryで各種モバイルブラウザーの記録とシミュレーションを実行
  • レイテンシ、パケットドロップ、モバイル帯域幅速度(GPRS、3G、4Gなど)をシミュレート
  • 携帯電話の通信規格(GPRS、EDGE、UMTS、HSDPA、HSPA+、LTEなど)のネットワーク接続をモデル化
豊富なレポーティングと分析

強力な診断レポートとトレンドレポートにより、パフォーマンス問題の根本原因の迅速な検出、隔離、解決が可能です。アプリケーションの動作を分析し、応答時間の詳細なデータを確認することで、アプリケーションの本番運用前にパフォーマンス問題を特定できます。アプリケーションの本番運用後は、包括的なトレンドレポートを通じてユーザーエクスペリエンスをモニターできます。

  • セッション固有のデータでスクリプトをカスタマイズして、実際のユーザー操作をシミュレート
  • クライアント側のWebページコンポーネントとネットワークレベルでボトルネックを特定
  • サーバーの統計情報をモニターし、データとロードテスト結果を自動的に関連付け
  • Webアプリケーションの圧縮、キャッシング、リダイレクト最小化といったコード最適化方法を判断
  • 誤った応答、タイマーしきい値からの乖離、システムエラーなど、ユーザーの観点からエラーを把握
ネットワークエミュレーション

Silk Performerでは、さまざまな有線、無線、モバイルネットワークテクノロジーを正確にシミュレートできます。弱いアンテナ信号、長距離接続における高レイテンシ、転送速度の低下といったさまざまなネットワーク条件による影響を測定することが可能です。Silk Performerを使用して、パケットドロップ率やレイテンシを測定したり、3G、HSPA+、LTEなどの通信規格のモバイル帯域幅プロファイルを作成したりできます。

クラウドによる無制限のスケーラビリティ

Silk Performerでは、高コストのロードテストハードウェアやセットアップに投資することなく、複数の地理的ロケーションであらゆるサイズのピークロードを迅速にシミュレートできます。Web以外のエンタープライズアプリケーション(SAPGUI、Oracle、Citrixなど)については、クラウドであらゆるサイズのピークロードをシミュレートできます。ビルトインのVPNを使用すれば、アプリケーションをファイアウォール内で安全にテストすることが可能です。

Silk Performer CloudBurstを無料でお試しになり、ロードテストとパフォーマンステストを強化する方法をご確認ください。登録すると、無料で200クレジットを獲得できますSilk Performer CloudBurstのクレジットライセンスページで詳しくご紹介しています。

さまざまなプラットフォームでアプリケーションを簡単にテスト

モバイルパフォーマンステストにより、各種モバイルデバイスでアプリケーションが動作することを確認できます。Silk Performerは、モバイルWebアプリケーションとネイティブアプリケーションのパフォーマンステストをフルサポートしています。Silk Performerには、一般的なモバイルデバイス、アプリケーションタイプ、接続速度のプロファイルがすべて用意されています。Android、iOS、BlackBerry、GPRS、EDGE、HSPA+、LTEなど、さまざまなモバイルデバイスとネットワーク速度にわたって、モバイルアプリケーションのパフォーマンステストを実行できます。

Silk Performerのモバイルテストには次のような機能もあります。

  • モバイルブラウザーの記録:ネイティブアプリケーションをモバイルデバイスに記録して、正確なトラフィックをスマートフォンで直接記録できます。Silk Performerでは、追加コストなしでモバイルシナリオの記録が可能です。シミュレーションを再生するための物理デバイスも不要です。
  • モバイル帯域幅のシミュレーション:エンドユーザーが高速回線または低速回線でアプリケーションにアクセスした場合のユーザーエクスペリエンスを把握できます。各種通信規格(GPRS、EDGE、UMTS、HSDPA、HSPA+、LTEなど)向けに事前定義されたプロファイルを使用してモバイルネットワーク接続をシミュレートすることが可能です。
  • クラウドでのロードシミュレーション:世界各地におけるモバイルデバイスの大規模トラフィックをシミュレートできます。高コストのセットアップやハードウェアに投資することなく、応答時間、レイテンシ、既存アプリケーションへの影響などについて地域ごとの違いを把握して、優れたユーザーエクスペリエンスを実現できます。
エンタープライズアプリケーションのサポート

Silk Performerは、次のエンタープライズアプリケーションをサポートしています。

  • Citrix:Citrixとの統合により、エンドユーザーのための固有のCitrixサポートを提供しています。non-intrusive (既存のアプリケーションの変更が不要な)光学文字認識を使用して、画面上のオブジェクトをキャプチャおよび検証し、エラー発生時には状況を視覚的に表示します。
  • SAP:NetWeaverとのSAP認定の統合により、システムのパフォーマンスを評価し、パフォーマンス問題を迅速かつ簡単に検出できます。その結果、各自の必要とするレベルでSAPを実行できます。
  • Oracle:Silk Performerにより、Oracleエンタープライズアプリケーションのスケーラビリティ、信頼性、パフォーマンスを確保できます。Oracle E-Business Suite、PeopleSoft、Siebelに加え、Oracle FormsおよびOracle ADFベースのアプリケーションもすべてサポートしています。
  • BMC Remedy:Silk Performerでは、BMC Remedy Web環境のあらゆる側面を包括的にテストできます。Remedy BackChannel APIのサポートにより、正確かつ再利用可能なテストを迅速に実行できます。
  • メインフレーム:数千もの「グリーンスクリーン」ユーザーや端末アプリケーションユーザーをシミュレートすることにより、パフォーマンス問題を迅速に解決できます。サポート対象の端末アプリケーションには、VT100、VT200 (UNIX、IBM、AS400)に加え、TN3270(E)およびTN5250からアクセスされるIBMメインフレームなどがあります。