ドメインから締め出されることがあるのは、管理者パスワードを忘れた場合、管理者アカウントを追加せずに認証方式を変更した場合、または外部認証システムに問題が発生した場合です。
rxsconfig コマンドライン ユーティリティの recovery オプションを使用して、ドメインのロックを解除できます。
rxsconfig を使用してドメインのロックを解除するには
ドメインコントローラがインストールされているサーバに、管理者(Windows)またはルート(Linux)としてログオンします。
コマンドウィンドウを開きます。
メモ:Windows システム (Windoes Vista と Windows Server 2008) では、[コマンド] ウィンドウを管理者として開く必要があります。([スタート] メニューの [アクセサリ] で、[コマンドプロンプト] を右クリックして [管理者として実行] を選択します。)
次のコマンドを入力します。
rxsconfig recover
管理コンソールを開いて、以下のユーザ名とパスワードでドメインにログオンします。
ユーザ名: recovery
パスワード: recovery
メモ:recover コマンドを実行すると、管理コンソールに 1 回だけアクセスできます。ログアウトすると、ユーザ名とパスワードのログイン値は使用できなくなります。これらの値を使用して再度ログインするには、手順 1 ~ 3 を繰り返す必要があります。
ドメインに使用する認証システムを、[認証システム] に設定します。
プラス記号 () をクリックして、新しい管理ユーザアカウントを追加します。
新しいアカウントの [管理者] の下のチェックボックスをオンにします。
[認証のテスト] をクリックし、このアカウントの名前とパスワードを入力し、[テスト] をクリックしてアカウントが有効であることを確認します。
注意:最初に管理アカウントの再定義とテストを行うことなく管理コンソールを閉じないでください。有効な管理アカウントがないと、管理コンソールに再度ログインすることができなくなるため、この手順を最初からやり直す必要があります。
関連項目