Silk Test Workbench ではスクリプト言語として VB.NET が使用されるため、スクリプトで VB.NET 変数を使用できます。 変数は名前を付けられたエイリアスで、再生中に使用および変更が可能なデータを含んでいます。
記録時に、コントロールに対するデータ入力はリテラル データとして記録されます。 たとえば、WPF TextBox コントロールに対して入力された値がある場合、その結果のコードは以下のようになります。
.WPFTextBox("@automationId='CarType'").SetText("Ford")
これは機能しますが、スクリプトでは TextBox コントロールのデータとして Ford という値以外を使用できません。 ただし、Ford をそのデータを表す変数で置き換えた場合、変数内でどのようなデータが使用されても、それが TextBox コントロールに入力されます。
.WPFTextBox("@automationId='CarType'").SetText(sCarmake)
変数を使用すると、スクリプトで使用するデータが定数である必要がなくなるため、テストの柔軟性が高まります。
型を指定しないで変数を宣言した場合、Silk Test Workbench によって、型が指定されなかったことを示すメッセージが生成されます。 Silk Test Workbench では、その場合 Object データ型がデフォルトで使用されます。 許容される任意の VB.NET データ型を変数データ型として使用できます。 スクリプトで VB.NET 変数を使用するときには、VB.NET 変数の宣言に関するルールが適用されます。
例:
Dim dSalesPrice As Double Dim iQuantity As Integer Dim sCarmake As String
Silk Test Workbench でコントロールへのデータ入力が記録されるとき、記録された値が二重引用符("")で囲まれている場合、通常は String データ型であり、String データ型の変数で置き換えることができます。