Silk Test Workbench では、ビジュアル テストの再生に関するデータを公開し、このデータをビジュアル テストの再生時に使用できます。このデータには、再生結果全体や特定の再生結果の合格/失敗の情報、コントロールに入力された現在値、最後に発生したエラーのテキスト、最後に実行されたステップの情報などが含まれます。公開された再生データには、さまざまな用途があります。たとえば、実行されたステップの成否に基づいて条件を作成できます。この条件を再生時の結果への対処を決定するために使用できます。
ビジュアル テストの再生データは、予約変数に格納されます。予約変数は、Silk Test Workbench によって定義されている変数です。この変数は読み取り専用です。つまり、その値をビジュアル テストで返して、使用することができますが、ユーザーが値を設定することはできません。予約変数は、必ず接頭部「st_」で始まります。
予約変数は、値として変数を使用可能な任意のプロパティの値として返すことができます。
予約変数は、同じテスト内で実行されるビジュアル テスト間で双方向に継承されます。たとえば、ビジュアル テストBをビジュアル テストAに挿入すると、ビジュアル テストBはビジュアル テストAの予約変数値を継承します。ビジュアル テストBを再生したあと、ビジュアル テストAはビジュアル テストBの予約変数値を継承します。
ビジュアル テスト内で使用する予約変数を選択するには、変数の選択 ダイアログ ボックスを使用します。