ドメインモードで実行中の場合、Reflection X Advantageリモートセッションサービスを使用して、複数のネットワークでセッション保持とパフォーマンスの向上を実現することができます。リモートセッションサービスは、X マネージャ (ドメイン接続用) または管理コンソールからセッションベースごとに構成されます。これらの設定によって、セッションをメモリに保持する時間と場所を指定します。
メモ:
既定の [リモートセッションサービス] 設定は [なし] です。他のリモートセッションサービス機能を使用するには、ドメインノードが1つ以上使用できる状態でドメインに接続する必要があります。
X マネージャ (ドメイン接続用) を終了すると、現在動作中のセッションは、停止するか、サスペンドされたセッションとして動作し続けます。この際の動作は、[リモートセッションサービス]の設定、[Xマネージャを終了した時の操作]の設定、およびXマネージャ(ドメイン接続用)を終了する前にセッションから抜けるかどうかによって異なります。例えば、[リモートセッションサービス]が[セッションの中断/再開]、[Xマネージャを終了した時の操作]が[すべてのセッションを停止する]である場合に、セッションウィンドウを開いたままXマネージャ(ドメイン接続用)を終了すると、Reflection X Advantageが自動的にセッションを停止します。[X マネージャを終了したときの操作] が [可能な場合はセッションから抜ける] である場合に、セッションウィンドウを開いたまま、またはセッションが中断された状態で X マネージャ (ドメイン接続用) を終了すると、セッションは中断されたセッションとして動作し続けます。
リモートセッションサービスを構成するには
X マネージャ (ドメイン接続用) を起動します。
セッションを選択します。[全般] タブの [リモートセッションサービス] で、以下のいずれかの設定を選択します。
[なし] (既定) |
|
|
このオプションで、お使いのワークステーションでセッションが稼働し、ドメインの X マネージャが稼働中はそのセッションが利用できます。X マネージャ (ドメイン接続用) を閉じるかワークステーションがシャットダウンすると、セッションが終了します。 |
[セッションの中断/再開] |
|
|
このオプションを使うと、X マネージャ (ドメイン接続用) を閉じた後やワークステーションをシャットダウンした後でも、セッションに再接続できます。 メモ:この構成では、ワークステーションが予期せずシャットダウンした場合には、セッションは保持されません。 |
[セッションの中断/再開; 遅延の多いネットワークのパフォーマンス] |
|
|
このオプションを使うと、遅延の多いネットワークを介して X クライアントに接続する際のパフォーマンスを改善することができます (主に、X マネージャ (ドメイン接続用) ワークステーションが X クライアントのホストコンピュータから遠く離れている場合)。 メモ:この構成では、ワークステーションが予期せずシャットダウンした場合には、セッションは保持されない可能性があります。 |
[セッションの中断/再開; 遅延の多いネットワークのパフォーマンス; ネットワークのフェイルオーバー] |
|
|
このオプションを使うと、ワークステーションが予期せずシャットダウンした場合でも、セッションが途切れないことが保証されます。(このオプションを使うと、遅延の多いネットワークを介して X クライアントに接続する際もパフォーマンスが向上します。) [中断されたセッションを停止するまでの時間 <n> 分] を使うと、指定した時間にわたって再参加することなく中断されていた場合に、セッションが自動的にシャットダウンされます。この設定は、セッションが予期しないシャットダウンによって中断された場合に加えて、ユーザが [終了の確認] ダイアログに対して [セッションから抜ける] を選択してセッションを中断した場合にも適用されます。このオプションは、[リモートセッションサービス] が [なし] に設定されている場合は使用できません。 |