SOCKS プロキシダイアログ ボックス

SOCKS プロキシのホストへの接続を設定する際にこのダイアログ ボックスを使います。SOCKS プロキシをリストに追加するには、[追加] をクリックして次の情報を入力してください:

[ホスト]

プロキシサーバのホストネームまた IP アドレス。

[ポート]

SOCKS サーバが接続するときに経由するポート。デフォルト値は 1080 です。

[ユーザ]

SOCKS プロキシサーバの有効なユーザ。プロキシサーバによっては必須項目です。

ユーザ名が指定されていないと、接続はユーザ認証なしで作成されます。[型] が SOCKS5 の場合は、ユーザ名のない接続はサーバの設定によって承認もしくは拒否されます。

ユーザ名が指定されてタイプが SOCKS5 の場合は、このプロキシを利用する X クライアント接続はプロキシサーバでそのユーザのパスワードの入力を求めます。

ユーザ名が指定されておりタイプが SOCKS4 の場合は、ユーザ名は SOCKS サーバに送られますが、認証は行われません。ユーザ名が無視されるか、要求されるかは、サーバの構成によります。

[型]

SOCKS4 - 接続は SOCKS4 プロトコルを使って作成されます。プロトコルのすべての側面が利用されます。SOCKS4 プロトコルは IPv4 のみサポートしています。

SOKS5- 接続は匿名認証 (認証なし) とユーザ名/パスワード認証を使用します。IPv4 のアドレスタイプは対応していますが、IPv6 は対応していません。

SOCKS を使って X クライアントの接続を設定する

  1. [SOCKS Proxies] ダイアログ ボックスを使って 1 つ以上の SOCKS プロキシサーバとの接続を設定してください。

  2. クライアント定義で、[接続方式] を [Secure Shell (デフォルト)] にし、[詳細] をクリックして [詳細 Secure Shell 設定] ダイアログ ボックスを開いてください。

  3. [SOCKS Proxy] タブをクリックしてドロップダウンのリストから SOCKS プロキシを選択してください。

    メモ:X マネージャのログファイルで SOCKS プロキシの接続情報を参照するには、[セッションロギング] タブにある[SSH デバッグ出力ログ] を選択してください。xmanager.log ファイルを使って、設定された SOCKS プロトコルを使った成立した接続を確認することができます。例えば、SOCKS5 プロトコルを使った成立した接続は次のメッセージをログに表記します: 「SOCKS5 プロトコルを使った応答確認が完了しました。Socket チャンネルは接続されています。」