式デザイナ を使用すると、ビジュアル テストの機能を拡張する式をすばやく作成できます。 式は、ローカル変数、予約された変数、アクティブ データ資産、演算子、および関数(ローカル変数またはアクティブ データ資産に文字列または数値を返す)の組み合わせです。
たとえば、10 個の異なる注文番号を必要とするアプリケーションをテストする場合、変数の値を増分し、一意の注文番号を返す式を作成します。
OrderNumVar=OrderNumVar+1
次に、この式を繰り返しループで使用して、ループを複数回実行します。 ループが繰り返されるたびに、注文番号は 1 ずつ増分し、ローカル変数 OrderNumVar に格納されている一意の注文番号が返されます。
また、式にアクティブ データ フィールドを含めることもできます。その場合、式にアクティブ データ列を指定し、その列のすべての値を使用して一連のステップを繰り返す繰り返しロジックを設定します。 たとえば、アクティブ データ列の値のうち、指定した値(以下の ADDRESS 列に示されている値など)だけを返す式を作成できます。
ADDRESS |
---|
Anytown, USA 12345 |
Anycity, USA 23456 |
Anyplace, USA 34567 |
Anywhere, USA 45678 |
ADDRESS 列の郵便番号のみを返すには、「ADDRESS」というアクティブ データ列、および文字列の右側から指定した数の文字を返す文字列関数 Right を含む式を作成します。
localVar = Right (ActiveDataAssetName("ADDRESS"),5)
この式では、文字列の右側から 5 文字が返され、戻り値が localVar に格納されます(この例では、「12345」)。 アクティブ データ ファイルの行に対して反復処理を行い、上記の列の各郵便番号を返すには、列の各値を使用して式ステップを繰り返す繰り返しロジックを設定します。
式デザイナ では、文字列関数 Right だけでなく、その他の関数と演算も多数サポートされています。