8.2 展開設定 - 概要

エンド ユーザにカスタム設定を展開するためのオプションには以下が含まれます。

コンパニオンパッケージの設定のインストール

Windows インストーラを使用して展開します。あなたのカスタム設定を展開するために インストール カスタム ツールを使用してください。

機能

  • インストールにテンプレートや定義ファイルを追加するためのコンパニオンインストーラを作成します。

  • 組織の別のユーザやグループ用に、別のコンパニオンパッケージを作成します。

  • コンパニオンインストーラを構成して、製品のインストール時に自動的に実行します。

  • ショートカットをインストールして、カスタムコマンドラインを使用して Reflection X Advantage を起動します。

  • スタンドアロンモードとドメインモードで対応しています。

  • 追加のコンパニオンインストーラを作成して、新しい設定を追加し、製品のインストールとは別に展開します。

要件と制限

  • Windows システムにのみ展開します。

  • 追加のコンパニオンパッケージを展開できますが、展開済みの設定を変更することはできません。

Reflection X Advantage ドメインでの設定の共有

一元化されたセッション構成に対応するには、Reflection X Advantage ドメインを設定します。詳細については、ドメインセットアップ: セッション設定の一元化を参照してください。

機能

  • ドメイン管理者は、ユーザに対してあらかじめ構成された公開定義を提供できます。

  • ユーザは、一元化された定義の更新を自動的に使用できます。

  • ユーザは公開セッションを使用できるほか、個人の定義を構成して保存できます。

  • WindowsとLinuxの両方のシステムに対応しています。

  • ドメインを設定することで、他のドメインサービス (セッションの中断/再開、遅延が多い/帯域幅が狭いネットワークでのパフォーマンス向上など) を利用できます。

要件と制限

  • ドメインコントローラと必要なノードをインストールして構成する必要があります。

  • ドメインモードでのみ対応しています。X マネージャ (ドメイン接続用) はユーザのワークステーションにインストールする必要があります。

カスタムテンプレートのインストール

テンプレートを使用して、ユーザのワークステーションに既定の定義をインストールします。詳細については、カスタムテンプレートを使用したセッションの展開を参照してください。

機能

  • カスタム定義を作成して、定義ファイル (.rxd) にエクスポートします。プログラムのインストールディレクトリの templates サブフォルダにインストールした定義ファイルは、初期起動時に自動的にすべてのユーザが使用できるようになります。

  • テンプレートを構成して、自動的にインポートするか、アプリケーションの初回実行時にインストールするテンプレートをユーザに選択させることができます。

  • スタンドアロンモードとドメインモードで対応しています。

  • WindowsとLinuxの両方のシステムに対応しています。

  • Windows システムでは、インストール カスタム設定ツールを使用し、コンパニオン パッケージを作成してテンプレートを作成できます。

要件と制限

  • テンプレート設定は、初回実行時にのみインポートされます。テンプレート設定を使用して既存の設定を更新したり、ユーザのアップグレードに使用したりすることはできません。

コマンドラインを使用した設定のインポート

rxmgr または rxmgrdomains を使用して Reflection X Advantage を起動し、-import オプションを使用してインポートする定義ファイルを指定します。

機能

  • カスタム設定を含む定義ファイルは、共有ネットワークドライブか Web サーバから使用可能にできます。

  • 単体モード (rxmgr を使用) とドメインモード (rxmgrdomains を使用) で対応しています。

  • WindowsとLinuxの両方のシステムに対応しています。

  • 定義ファイルの変更は、コマンドラインを実行するたびにインポートされます。

要件と制限

  • 管理者は、エンドユーザ用のショートカットやコマンドラインスクリプトを構成して展開する必要があります。

  • インポート オプションを使って再起動することで、エンド ユーザの変更をインポートした設定で上書きします。(-execOnly-import と合わせて使うことで、ユーザによる編集を防ぐことができます。)

Management and Security Server を使用した設定の展開

Management and Security Server 管理コンソールを使用してクライアント接続を構成・起動してください。詳細については、ホストアクセス管理とセキュリティサーバによるセッションの展開を参照してください。

機能

  • 1 つのコンソールから、複数の Reflection 製品のセッションを管理します。

  • X マネージャウィンドウを表示せずに X クライアントを直接起動するセッションを構成します。

  • 必要に応じて、更新した設定をユーザに提供します。

  • プロキシに SSL/TLS 暗号を提供する Management and Security Server Security Proxy サーバを通して接続されます。セキュリティプロキシサーバによって、ネットワークでのホスト表示を制限することもできます。このため、許可されたユーザおよび LDAP グループのメンバによるホストへのアクセスを制限できます。

要件と制限

  • Reflection X Desktopとは別売り、別ライセンスの Management and Security Server が必要です。

  • Management and Security Server プロキシサーバが構成され、クライアントは Secure Shell を使用して接続している必要があります。また、セキュリティプロキシ認証を有効化するためには、Reflection PKI Services Manager がインストールされ、構成されている必要があります。

  • 管理者とユーザのワークステーションは Windows システムである必要があります。 また、これらのコンピュータに X マネージャ (単体) がインストールされている必要があります。

  • Management and Security Server からセッションを起動したユーザは X マネージャ 設定を保存できません。