エラー処理に使用するコマンド
スクリプトファイル内に CONTINUE コマンドを組み込むと、ワイルドカードを使用してファイルの転送やローカルファイルの削除を行う時にエラーが発生した場合、どのように処理すればよいかを FTP クライアントに指示できます。CONTINUE を ON
に設定すると、エラーが発生しても、ワイルドカードの指定を満たすファイルがすべて転送されるか削除されるまで、ファイルの転送やローカルファイルの削除が引き続き行われます。一方、CONTINUE を OFF
に設定すると、転送や削除などの操作はエラーが発生した時点で打ち切られます。また、ABORT-ON-ERROR を NO
に設定していないかぎり、エラーが発生するとスクリプトファイルの実行も停止されます。
ABORT-ON-ERROR パラメータは、コマンドの実行でエラーが発生した場合に、スクリプトの実行を停止するかどうかを指定します。ABORT-ON-ERROR が YES
に設定されている場合は、コマンド実行の結果として FTP クライアントまたはサーバからエラーが返されると、いつもスクリプトの実行が中止されます。
ABORT-ON-ERROR を NO
に設定する場合は、特に注意が必要です。エラーの後で続けてコマンドを実行すると、予期せぬ結果を招くことがあります。
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